表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/30

プロローグ

 ある異世界では学校の教科書に必ずや出てくる一人の商人がいた。


 知らぬものがいない、偉人。

 建国の父と称えられ、種族を超えたこの世界の全ての市民に愛される、一人の人間。


 その名は「リュウ」。


 その人間は魔法も使えなければ、剣も操れなかったという。


 武力を捨て、知力だけでこの世界をたたき上げた、平和主義者。

 君主的な風習を咎め、新たな社会システムをゼロから作り上げた、革命児。

 数々の発明を生み出し、自ら普及に取り組んだ、発明家。


 数ある彼の武勇伝は長く語り継がれ、老若男女知らざるものがいない。


 あるエルフの国に彼の墓がある。

 その墓石には一言、こう記されていた。


 ――『神の見えざる手に導かれた』、と。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] アダム・スミス(^^)!? これは濃い経済小説の予感です♪
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ