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剣士と魔導師

ルンルンルン、ラーラーラー、ルンルンルン、ラーラーラ

ー

ルンルンルン、ラーラーラー、ルンルンルン、ラーラーラ

ー

ヒナは廊下を、歩きながら歌い踊っている。

いま一つの生まれそうな心にささやく小鳥たちの言葉の雨

いま一つの生まれそうな心におお声な大人たちの言葉の海

いま二つの生まれそうな愛にささやくトリドリたちの鳴き

声

いま二つの生まれそうな愛におお声で大人たちの愛の歌声

ゆれる火の向こうに何が見えるの

ゆれる火の向こうで何が起こるの

明かりはつけたいけど、すぐは嫌なの

明かりはつけたいけど、時間は欲しいの

誰にだって秘密は秘密と大切な物と伝えるまでの時間旅行

は楽しみたいの

ゆれる火の向こうに何が見えるの

ゆれる火の向こうで何が起こるの

明かりはつけたいけど、すぐは嫌なの

明かりはつけたいけど、時間は欲しいの

私に伝える、伝える、伝える、伝える、伝える

ラーラーラー

私にとって秘密は秘密と嬉しい物と伝えるまでの時間旅行

は楽しみなの

私に伝える、伝える、伝える、伝える、伝える

ラーラーラー

「ヒナお嬢様、何をしてるんですか・・・怪我した

ら、・・・汚したら、台無しじゃ無いですか・・・」

ひつじのセバスが慌ててヒナに注意を促している。

「あっ、セバス、いま一つの生まれそうな心に、・・・・

セバス〜、いま二つの生まれそうな愛に・・・セバスも歌

おうよーーーー」

ヒナが身振り手振り歌いながら、セバスの手を取って話し

掛ける。

ゆれる火の向こうに何が見えるの

ゆれる火の向こうで何が起こるの

明かりはつけたいけど、直ぐは嫌なの

明かりはつけたいけど、時間は欲しいの

私に伝える、伝える、伝える、伝える、伝える

ラーラーラー

私に伝える、伝える、伝える、伝える、伝える

ラーラーラー

「いま一つの生まれそうな心に・・・セバス、さっ一緒

に、ホラっ、兵士も、養女たちも踊ってるじゃ無い・・・

いま二つの生まれそうな愛に・・・、ホラっ」

「ホラっじゃありません、ヒナお嬢様、皆んなもーーー」

今まで一緒に踊っていた兵士や養女たちが、ピシャリと立

て直した。

私に伝える、伝える、伝える、伝える、伝える

ラーラーラー

今、一緒に生まれそうな心にささやかれそうなキタイ星

「ヒナお嬢様、時間です。時間ですよー」

「二番目を歌わせてよーーー・・・考え中だけど」

「ヒナお嬢様、時間です。・・・行きたく無いんですか

ー」

「時間、時間なのーーー、時間なのーーー」

「そう時間です、大事な、大事ですよね」

「そうね、そうね、そうね、そうね」

ヒナは、呼吸を整えている。

「ヒナお嬢様、そう何時もの日課です、日課、・・・行き

ますよね」

「行く、行く、行く、行くーーー」

ヒナは身体いっぱいを使って、行きたいと言う表現をして

いる。

「行く、行く、行く、行くーーー」

テトーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

「そう、テト様に会いに行く時間ですー」

「行く、行く、行く、行くーーー」

テトーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

いま一つの生まれそうな心にささやく小鳥たちの言葉の雨

いま一つの生まれそうな愛におお声な大人たちの言葉の海

いま二つの生まれそうな愛にささやくトリドリたちの鳴き

声

いま二つの生まれそうな愛におお声で大人たちの愛の歌声

「もう〜、ヒナお嬢様ったら、・・・車、入り口に回しと

きますからねー」

ゆれる火の向こうに何が見えるの

ゆれる火の向こうで何が起こるの

明かりはつけたいけど、直ぐは嫌なの

明かりはつけたいけど、時間は欲しいの

私に伝える、伝える、伝える、伝える、伝える

ラーラーラー

私に伝える、伝える、伝える、伝える、伝える

ラーラーラー

ヒナは身体いっぱいを使って踊り続けている。

テトーーーーーーーーーーーーーーーーーー。