第三部
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「翔也」 な、何なんだ、、、これ?
「カズサ」 これはね、未来に実際起こること。信じられない?まぁ、、、信じられないよね。でも信じて。
「翔也 」 どういう事だよ!急にこんなもん見せられて信じろって言われても無理だろ。、、、そもそも、なんで俺にこれを見せたんだよ。
「カズサ」 うーん、色々あるんだけど、一から説明するとね、、、。ショウヤの来世があのテロリスト、周防頼我なの。で、ワタシはその時代から来たの。前世であるアナタにこのテロを未然に止めてもらおうと思って来たってことなんだけど。(翔也が首を傾げる)
「翔也」 もうちょっとゆっくり言って欲しい感じだけど。まず?来世って言ったか?来世とか前世ってほんとにあんだな。で、その来世がテロリスト?なんでそうなったんだよ、、、。次、えーっと、カズサって言ったか、お前が未来から来たのかよ。タイムマシンとかあんのか?そ!れ!で!一番の問題が!なんで俺がそのテロ食い止めんの!?ちょっと理解できないので説明していただきたーい!
「カズサ」 単刀直入に言うとね、ワタシもアナタのとこに来るつもりは無かったの。でもタイムマシンの不具合で前世か、元の時代に戻るか、しか出来なくなっちゃったのよ。
「翔也」 大丈夫なのかそれ。、、、で、とりあえず俺に頼んだと。
「カズサ」 そ。まぁ、止める方法とかが具体的に決まってるって訳じゃないんだけどね。
「翔也」 おい今何気に重要な事言わなかったか!?
「カズサ」 そこも含めていっしょに考えよってこと!女の子と二人きりなんてドキドキしちゃう?
「翔也」 しねぇよ!大体二人きりじゃねぇだろここ!
「カズサ」あらあら照れちゃってぇ。あ!そう言えばいっしよに帰ってた子は誰?彼女?
「翔也」 ちげぇよ!大和里奈!ただの幼なじみだって!
「カズサ」 で、アナタはどう思ってるの?好き?嫌い?
「翔也」 そりゃ、、、好きだけどさ、、、。
「カズサ」 あーもう、青春だねぇ。
「翔也」 はぁ、、、。とりあえずこっから出ようぜ。あんまり聞かれていいもんじゃねえだろこれ。結構大声で叫んじまったけど、、、。
「カズサ」 気が利くねぇ。(二人は立ち上がって歩き出す)こりゃモテモテだな、この!(カズサが翔也の横腹を肘でつく)じゃ、アナタんちね。さぁ行こ行こー!(レジを通り過ぎる)
「翔也」 おい俺が出すのかよ!
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