5話
「な、イイだろ?」
ユタカさんは、ニコニコした顔で俺に迫ってくる。まずい、断りずらい…
断われば、このニコニコ顔が変わるかもしれない……機嫌も損ねないため、ココで働こう。やった事ないから、スグにオヤジさんがクビにしてくれるはずだ。
「分かりました!働かしてもらいます。」
俺は、ホントに嬉しいフリをする…
「おお!じゃあ明日から早速よろしくな!今日中中に、細かいことさっさと決めよーぜ!」
え?……えーー!!!
あ、あしたからだと!?ユタカさんは喜んでるし、予定も無いから良いけど。
「じゃあ…………」
「お、それなら…から、……だな」
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すんなり決まってしまった……でもユタカさん無理のないスケジュールだし、実はめっちゃ良い人…いや!タダ働きさせられるかも?…まだ不安だなぁ
「じゃあ家まで送ってやるよ!案内してくれ」
ニコニコ顔のユタカさんの後ろに乗り、俺が家を案内する。
「ありがとうございました!」
「おう、また明日な!」
はぁ、憂鬱だぁ…
あんまり進まなくてゴメンなさい!