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Ⅲ 新しい先生。

学校につくと、校門で私と先生は別れた。

「じゃ、今日一日頑張れよ。」

「はい。」

先生に会釈をして、教室に向かう。


「一花、おはよー。」

「おはよー。」

数人のクラスメイトと出会い挨拶を交わす。

「ねえ、知ってる?。ふくたんにんでめっちゃカッコイイ先生来るらしいよ。」

隣りの席の河内くんがこっそりと教えてくれた。

「しかも、今日、見学に来るらしいんだ!。」

へえー、どんな先生なんだろう。

わたしは、期待で胸がいっぱいになった。


これが、学校そして家庭を揺るがすいままでの人生の中で忘れがたい一年にあろうとは、誰も思いはしなかった。

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