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第四十七話新たな任務

 限定納豆を買いに賢花と渡航した俺は無事に限定納豆を手に入れて、ギリギリの時間で任務が始まる日研究所ににつくことが出来た。


『さて、よく集まってくれた。フランスで見事任務を全うした君たちにお知らせがある。まあ、すでに資料は配ってあるから概要は把握しているとは思うけど、ノルトラ酢酸菌の八葉和人くんがチーム発酵の仲間になるよ、仲良くするんだよ。あと、ノルトラペストのアルマくんも同行するから把握よろしく』


「どうも、糸縁と同じ日本からやってきました、先程NLさんから紹介していただいたので、自己紹介は省かせてもらいます。よろしくお願いします」


「ああ、もう酢酸菌が見つかるとはな、ここから離職するのも早そうだ。だから短い付き合いにはなりそうなんだが、まあ、よろしく頼む」


「よろしく」


『さて、これで軽い挨拶程度は済んだと思うから本題に入るよ。今回行ってもらいたいのは古代のロマンが溢れる国、エジプトのカイロだ。前のように犯罪組織を潰すのと、今回はこっちで貴重なノルトラの保有者とコンタクトを取っておいたから、その人物を合流して護衛し、ここまで連れてきてくれ。あと、現地で麹菌のノルトラ保有者がいたらここへ連れてくること』


『いつまでにやらないとかいけないとか、時間制限ってあるかしら?それによって結構とる作戦が結構変わるから伝えてくれないと困るんですけど』


『できれば一刻でも早いほうが好ましくはあるんだけど、強いていうとすれば、来年まで。要するに前回から考えたらほぼ無制限だ』


『分かりました』


『飛行機はもうこっちで貸し切りを用意してある。では、新生チーム発酵とその他二人行ってきてくれたまえ!』


 その声を聞いて俺達はエジプトに向かった。


――


 糸縁達がエジプトに行った後、NLは自室に戻ってチーム発酵が捉えた被験体から先刻得た情報を眺めていた。


『ふーむ、なるほど。ミラくんに仕掛けておいた盗聴器から犯罪組織バルクの長はステージがどうだとか言っていたが、あれはガンなどに使われる病期進行の意味のステージだったのか。しかもこのステージ、犯罪組織バルクの長のノルトラ(エンテロウイルス)だけの症状でもないようだ。体内の状態を見る限り、全細胞の一部がエンテロウイルスが混ざった形になっているかおそらく他のノルトラでも可能。少し、ネズミでも試して見たが、犯罪組織バルクの長の状態以上に進行できた。まだまだ可能性がでてきてしまったわけだ』

 

 興奮のあまりNLは座っていた回転椅子をくるくると回す。


『しかし、一度ステージを進めると人体菌病毒因子化は顕著になる。なるほど、これまでの研究だったら免疫細胞が菌病毒因子して能力(症状)を発していると考えられていたが、免疫細胞だけではないということか!素晴らしい、今までなら手に入らなかった情報だ!』

  

『それにこっちの糸縁くんが取ってきてくれた被験体は今までに見たことがない、ノルトラが”併発”しているじゃないか。なるほど、体のシェアを食い合う形になって、通常のノルトラよりも重篤になる危険性はあるものの強い能力になるのか。試してみたいものだ。いや、いまからネズミで実験して一刻より早く取り入れよう!』


 NLは脳が甘い物を欲したので飴を口の中に放り込む。


『もし仮に、ステージを最大まで進めたノルトラを併発させてしまったら、どうなってしまうのだろうか。理論的に考えれば体全体ががん細胞におかされているようなものだが、もし実現できたとしたら、恐ろしくもあり楽しみだ。糸縁くんであれば………………まあそれは当分先になりそうだから、今は眼の前の実験に集中しよう』


――


 エジプトに向かうため、俺達は飛行機に乗っていた。


 前回の旅行の反省を活かして今回は絶対にバレないように納豆を持ってきたからな。一切の問題なく、納豆or納豆が出来たわけだ。まあ、今回は短い時間のフライトなので機内食なんて存在しないんだが。


 空港の検閲を通すにはなかなかに骨をおったが、昔から言われているようにバレなければ犯罪ではないのでなんの問題もない。


 もちろん、納豆の香しい匂いで気づかれる危険性があったので、泣く泣くの無臭タイプ納豆にはなってしまったが。


 周りを見ると、体力を温存したいのか大体は寝ている。


 右に習えの精神性で俺も寝ようかと思った瞬間、機体が大きく揺れた。


『お客様方に報告があります。この機体のエンジンが予想をはるかに超える量のバードストライクの影響によってすべて故障していますです。つきましては、予備も全部破壊されているためもう墜落するしかないです。大変申し訳ありませんが、パラシュートなどは用意しておりませんので、自らの安全を祈ってくださいです。さらに、ほとんどの機能がハックによって無効化されてしまったのでどうしようもありませんが、特に与圧を加える機構は壊れていません!しかし、緊急事態なので酸素マスクを展開します!』


 あんまりのヤケクソテキトウアナウンスじゃん。これが海外緊急事態クオリティー。


 ヤケクソアナウンスによって機内で寝ていた人間は大半起きた。


「この状況だけど大丈夫?糸縁」


 俺の隣でさっき起きた賢花がこっちに心配そうな顔で聞いてきた。


「別に皆の命を守るくらいは納豆パワーで出来ないことはないんだが、この飛行機はなんとか出来ないな」


 乗客をなんとか出来るって言っても、『ナットマン』のでかい版を展開するだけで、納豆糸の消費はすごいことになるからな。この後任務あるからできるだけ納豆糸の使う量は少なくしたい。


 タイムミリットはこの感じ近い、どうしたものか。

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