第5話:新たなる出会い
新たな目的を掲げ、シエンと仲間たちは飛行船に乗り、セレストラの未知の大地へと旅立ちました。新たな冒険が待ち受ける中、謎めいた存在、シャドウとの出会いについて物語が進んでいきます。
ヴァルカンと別れた後、一行は再び飛行船に乗り、新しい地を目出して旅立った。
リーナ「次の目的地はどこ?」
シエン「次はセレストラのエメラルドグラスの丘を目指す。その奥にイリュシアの森があり、イリュシアの遺産に関する古代の手がかりがあるそうだ」
飛行船がセレストラに向かう道中、一行は飛行船から見える美しい景色に見とれていた。遠くに見えるセレストラの地は、草原と美しい湖が広がり、遠くには山々がそびえ立っていた。
アリア「もうすぐ到着するわ」
飛行船は湖を渡り、次第に標高を上げて山脈を目指した。すると突然、厚い雲が湧き上がり、視界が遮られた。
リーナ「これはいったい何?」
シエン「これは普通の嵐ではない。みんな注意するんだ!」
突然、飛行船が激しい風に翻弄され、雷鳴が響きました。突如、ガーゴイルの群れが襲ってきたのです。
ケイル「ガーゴイルだ!襲い掛かってくるぞ!」
シエン「みんな戦闘準備だ!」
ガーゴイルは翼を活かし、空を飛びながら、近づいては離れ、巧みに攻撃してきた。
シエン「リーナ、風の魔法で、ガーゴイルをガーゴイルの動きを封じてくれ!」
リーナ「了解!ウィンドカッター!!」
リーナが魔法を唱えると、ガーゴイルは翼を切り裂かれ、落下していった。
シエン、ケイル、アリアは飛行船に落ちてきたガーゴイルに剣を突き立て、とどめを刺した。
数が多く、戦闘は長引いたが、全てのガーゴイルを倒し、戦闘は終了した。
シエン「何とか全部倒したな」
アリア「セレストラに到着するわよ」
飛行船がセレストラに到着した。一行は飛行船をおり、エメラルドグラスの丘を目指した。セレストラの草原と美しい湖を堪能しながら、しばらく歩いているとエメラルドグラスの丘に到着した。
エメラルドグラスの丘に到着した瞬間、シエンとその仲間たちは美しい風景に息をのみました。しかし、その美しい瞬間は突然、激しい吼え声とともに壊れた。ケルベロス、三つ首の凶暴な魔物がエメラルドグラスの丘の頂上から現れ、彼らに向かって急襲してきたのです。
シエンとケイルは剣を抜き、リーナは風の魔法を操り、アリアは弓を構え、ケルベロスに立ち向かった。ケルベロスは凶暴で、三つの頭がそれぞれ火を噴き攻撃を仕掛けてきた。リーナは風の魔法で盾を作り出し、アリアは鋭い矢で射かけ、シエンとケイルは剣で応戦した。熾烈を極めた戦いを続けている時、エメラルドグラスの丘の上に一人の男が立っていた。その男は不気味な雰囲気を醸し出しており、シエン達とケルベロスの闘いをじっと見つめていた。突然影のように素早く動いたかと思うとケルベロスに襲い掛かり、一瞬でケルベロスの首を全て切り落としてしまった。シエン達は驚きとともに戦闘が終了したことを実感した。
シエン「助かった。ありがとう。でも君は一体何者なんだ?」
謎の男「私の名はシャドウ。君たちがイリュシアの遺産を探しに来たのを知っている。私も仲間に入れてくれないか?」
リーナ「どうして仲間になりたいの?あなたの目的は何?」
シャドウ「私の目的について今は言えない。だが、約束しよう。君たちの邪魔はしない。私の力も役に立つだろう。」
ケイル、リーナ、アリアの意見もきき、シエンに一任するということで、一致した。
シエン「わかった。一緒に行こう。でも仲間達に危害をくわえるようなことがあれば、その時は容赦しないぞ!」
シャドウはニヤッと笑いながら「わかった。よろしく頼む」と言いました。
新たにシャドウが加わり、一行はエメラルドグラスの丘の奥にあるイリュシアの森へ向かいました。シャドウの能力は驚異的で、謎めいた存在に対する不信感は拭えていませんでいた。シャドウが何者なのか?真の目的は何なのか?シエンは彼に注視しようと心に決め、奥へと進んでいきました。
シエンと仲間たちは新しい冒険に立ち向かっていきます。シャドウという新しい仲間も加わり、彼らの旅は一層興味深いものなっていくと思います。イリュシアの遺産を求め、さらなる冒険に身を投じていきます。次回のエピソードもお楽しみに。