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プロローグ

初投稿です。拙い作品ですが、よろしくお願いします。

批評、改善案、その他感想お待ちしております!

 ――僕は、死んだのか?

 何もない、ただ真っ白な空間で、彼は自問する。


「いいえ、貴方は死んでいない。むしろ、今ようやく生まれたと言えるわ」


 彼の問いに応えるように、どこからか声が響いてくる。彼は今度は声に出し、疑問をぶつける。

「僕が死んでいないのなら、ここはどこだ? 君は誰だ? そして……」


「……その問いに応える必要は無いわ。それは……」

 

 彼はもう一つ問おうとした。そして口を開き、声を出そうとした瞬間、急に身体が言うことを聞かなくなった。まるで眠りに落ちるように、彼は横たわった。

「もう時間ね。目が醒める頃には、ここでのことは殆ど思い出せないはずよ。……まあ、結局私は何も応えてないようなものだけれど」


 最後に聞こえたのは、その声だった。


「最後に一つ。貴方に必要なのは、考えることよ。他者に従い、流されるだけではいけない。貴方自身が思考を巡らせ、より良い未来を自分で掴む。貴方ならきっと出来るはず」

 

 彼の身体を、再び眩い光が包む。そう、その光は――


 そして、彼はこの世界から去った。

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