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自問自答。

作者: 紅桔梗

 


 目を閉じるとそこにはもうひとりの私がいた。

 否、

 もうひとりの誰かの気配がした。

 誰かが私に問いかけるの。

「いつまでそうしているつもり?」

 って。

 ―――わからないよ。

 と、私は答える。

 私はいつもそう答えるの。


「どうして怒っているの?」

 ―――わからないよ。

「どうして泣いているの?」

 ―――わからないよ。

「いつまでそうしているつもり?」

 ―――わからないよ。


 私は判を押したように同じ答えを言い続ける。

 目の前の誰かは飽きもせず私に問うの。


「どうして私を見てくれないの?」

 ―――そんなの、わからないよ。

「どうして笑うの?」

 ―――わかんないよ。

「どうして救ってくれないの?」

 ―――わかんないって。

「私が嫌いなの?」

 ―――わからないの。

「いつまで続くの?」

 ―――わからないよ。


 今日も私は答えられないまま目を開く。

 否、

 私は答えを得られぬまま朝を迎える。


 あぁ今日も、一日が始まる。



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