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やっとたどり着いたが何やら問題が発生したようだ


神様に落とされ、俺はどれぐらい落ち続けてるのだろうか。もういい加減退屈になった。というかやっぱりこの転生方法はおかしすぎる!誰か、俺を早く異世界へぇぇぇ!と、頭がおかしくなり始めた時見慣れた雲の景色は変わった。


「おぉ━…………あれが異世界かぁぁぁ!」


雲を突き抜けると下には緑、緑、緑が広がっていた。あれは森だろうな。それであれはたぶん城か?もしかして王とかか!?

森の先へは巨大で立派な城が建っていて城を囲むように巨大な壁が覆っている。



グオオオォォォォォ



落ち続けている俺の目の前には在ろうことかドラゴン、竜が飛び回っていた。よく見ると兵士のような格好をした人間が竜の背中に乗っていた。それにしてもなんて眺めが良いんだろうな。こんな異世界に転生出来て俺は幸せ者だ。


「…青年、手を」


そう言ったかどうか分からないが兵士が手を伸ばしてきた。だって風の抵抗?ってやつで相手が何言ってんのか分かんないんだよ!とりあえず、俺はその手を握り助けて貰った。


「すげー! これが竜なのか。カッコいいな」


実際、竜の背中は鱗で硬いが乗り心地は悪くない。しかも景色は最高でもう幸せだった。だけど兵士はニヤリと笑って何かを喋っている。が思わぬ言葉の壁が俺を襲う。


「βακαπζσθρποοοξοιωχφνζθ」


…………さっぱりだ。ってか何語だよ!しかも何で言葉通じないんだ?クソ、あの神様やっぱり自称だったんじゃないかよ。でもまぁ、この兵士は良い人っぽいし良いか。


「θξπο!」


言葉は通じないが何となく分かる。あれだろ、緊急事態だろ?この兵士かなり慌ててるみたいだが…どれどれ、何が起こってるんだ? っておい、竜の大群がこっちに来るぞ!方角は城の方からだ。


「σθωεξ!φεξωρ…ρα」


大群の先頭には白い見るからに高貴そうな竜と背中には金髪の美少女がいた。ってか早く逃げろよ!捕まるぞ!あの先頭の奴、見るからに王族だろ。不法入国した俺を罰しに来たに違いない。


「ζεωο!σοναδΩΦχξ」


「Ωζε……ωεω!χδο…ιπθξ。εωωГθεεκΦαβω」


…ヤバイ。兵士と金髪の美少女が言い争ってるが何話してるか分かんない。モタモタしてる内に囲まれたあああぁぁぁぁ!!!


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