異世界へ、こんにちは!
「おーーい 起きんか小僧」
んだよ。人がせっかく気持ちよく寝ていたのに起こされる身にもなれよ……………あれ?俺、寝てるのおかしくないか? だって俺はあの時撃たれて死んだ筈。ならここはどこだ?
「ん………うおおぉぉぉぉ!!?」
目を開けると目の前にはオッサンの顔が。驚きのあまりオッサン突き飛ばして叫んじまったよ! てか、誰だよコイツ! しかもここどこだよ。
俺の居る場所はなんて言ったら良いか分からないけど天国みたいだ。で、流れで目の前のオッサンは天使か神様か?
「いたたたぁ! もぅ、何するんだよyou せっかく君を転生させようと思ったのに」
オッサンは尻餅をついた尻を擦りながら立ち上がる。今、転生って言わなかったか! 転生ってあれか、異世界転生するのか俺は?
「えーっと ここはどこだ? そんであんたは誰?」
そう言うとオッサンは溜め息をついて話しを始めた。
「チミのような人間を転生させるのは二人目だけど全く、近頃の子供は教育がなってないよね?ま、いいけど。私は見ての通り神様だよん♪ そして今チミが居る所は天国。これからチミには転生して貰うよん」
自称神様はどこにでも居るようなオッサンだ。頭はバーコード状態で上半身は裸でお腹は出てるし、言葉使いはキモいし。コイツ本当に神様なのかよ。本気で心配になってくる。
「んー……そう言えば今、俺で二人目って。 俺の他にも転生した奴が居るのか?」
「その通りだよん♪ 実は君が行く転生先は魔王によって滅亡の危機にあってね。無くなったらいけない世界だから君を勇者として転生させるのさ」
なるほどな。かっけぇ!俺が勇者なのか。なんかゲームみたいだなぁ♪ でも俺一人で魔王を倒せるだろうか……。
「魔王とか勇者は分かったけどさ、俺が転生する国の事知らないんだけど」
「それなら問題ないよん♪ 行けば分かるだろうし。それじゃ、時間も無いし さっさと転生しちゃいなよyou」
だからその言葉使いがキモいんだって。というかどうやって転生するんだ?やっぱり神様の力とかか?それとも不思議な力とかでか。
「分かった。で、どうすれば転生出来るんだ?」
「簡単さ! 雲の下に落ちれば良い。ほれ、簡単じゃろ」
もっと良い方法思い付かないのかよ!なんだよ落ちろって。死ぬだろ! あ、もう死んでるけど。もう痛い目みるのやだよ。
「簡単な訳ないだろ、ボケー!」
「いたぁっ!ちょっと、貴重な毛が抜けちゃうでしょう 近頃のガキは本当に生意気ねぇ」
その貴重な毛を1本も残さずむしり取ってやろうか? あー、クソ。仕方ないな。これも転生の為! この甲斐 蒼熾はバンジーします。俺は早速、落ちない程度に立ってみた。下は地面じゃなく雲が見える。どんだけ高いんだここ!?バンジーならともかくただ飛び降りろと言われて飛び降りる奴はいないだろ。
「神様。お、俺やっぱり無理だ━━━━━」
「ほれ、ポン」
「あっ……うわっ!うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
後ろを振り返る間もなく神様に落とされた。おかげで俺は背中からという変な格好で落ちる羽目となったのだ。