悲劇の終焉へ　～最強の殺し屋は逆襲に転じる～

殺し屋の御三家、天瀬家・夕凪家・花澄家。
今から十年前に天瀬家と夕凪家は衝突し、共に滅びた。
しかし、天瀬家の息子である天瀬楓と、その妹の胡桃は衝突する数時間前に父親によって逃がされた事によって生き残る。
そして夕凪家もまた「死神」という異名を持つ少女だけが生き延びていた。

それから十年。殺し屋の楓、情報屋の胡桃、胡桃の護衛である綾柳宗一郎の三人は、途方に暮れる時を全て作戦に費やしていた。そして、ついに作戦も折り返し地点へと到達したのだった。