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職業【遊ぶ者】PvPに向けて己を磨く

スキルの合成は限られた職業でしかできません。

「PvPするよな!?」

「嫌かな……」

「私はパスー」

「断固拒否だ」

「なんでだよ!?」


 戦おうよーと言って駄々をこねるフラムをよそに僕たちはスキルの合成にいそしんでいた。



【テイムスライム】と【スライム支配】で【スライム】


【天使の加護】と【天使の恩寵】で【大天使の力】


【素寒貧】と【拷問】で【満身創痍】


【ハイジャンプ】と【歩行者】で【翼飛行】


【要塞】と【ガラスのハート】で【城壁】


 スキル

【大天使の力】

 防御力·魔法防御力+100%


【満身創痍】

 防御力·魔法防御力+100%


【城壁】

 防御力·魔法防御力+100



 さらに【大天使の力】と【城壁】で【天空城】



【天空城】

 防御力·魔法防御力+150かつ+150%



「ところで遊び人、0時を今ちょうど回ったが一度だけ俺とPvPをしてくれないか?」

「え、嫌だけど……」

「戦わない、ただ俺が自傷するだけだ」


 そういうと目の前に画面が現れた。



【『アント』との戦闘を開始しますか?】



 とりあえず「いぇす」と答えると途端にどこからともなく激しいBGMが流れ始める。

 僕はそれに戸惑っていると途端にアントが銃を自らに向けて打ち込んだ。


「えっ……!」



【『アント』との戦闘に勝利しました】



 途端に画面が現れると戦闘BGMは一気に引いていく。



 スキル

【透明】

 3秒間相手の攻撃を無効化するかつ、自分の姿を見えなくする。



「そのスキルはいざと言うときに使え、あるだろうと考えていたが本当にあったとは……」


 そういうとアントは銃を構えて姿を消した。

 二人はそれを見届けるとこっちへと来る。


「あいつほんと勝手な奴だな」

「ところでカリナ、ステータス画面見せてよ!」


 僕はそれに従い画面を開くと二人に見せた。


【ステータス】


 カリナ

 Lv.21


 職業:遊ぶ者


 HP 660/660

 MP 20/20


 攻撃力   31 +60%

 防御力   151 +370%

 魔法攻撃力 1

 魔法防御力 151 +450%

 素早さ   10


 装備


 頭  なし

 身体 スライムの鎧

 右手 とどめのナイフ

 左手 素手

 足  なし

 靴  裸足

 装備 なし


 魔法

【ファイア】【ウォーター】【爆発】


 スキル

【遊ぶ者】【冒険者 LV.6】【物理耐性 LV.12】【持久力 LV.3】【魔法耐性 Lv.20】【斬撃耐性 Lv.3】【魔獣耐性 LV.3】【虫耐性 Lv.1】【魔獣特攻 LV.3】【テイム飢餓スネーク】【テイム飢餓イノシシ】【スライム】【無呼吸耐性】【七転び八起き】【積年の恨み】【背水の陣】【満身創痍】【杞憂】【天空城】【挑発】【耕作者】【麻痺毒の体】【毒殺】【爆ぜる者】【投擲】【毒壇場】【翼飛行】



「さすがにこれじゃあ私も倒すのに一苦労しそうだ」

「フラムで無理なら私じゃもっと無理だね!」


 たははーと笑うレッカにフラムは背中を叩いていた。フラムなりの応援だろうが、実際フラムがどれだけ強いのかはいまだ未知数だ。

 レッカも本当の職業を知った後では話は変わってくるだろう、三人の戦い方が気になる一方自分の強さにも若干の自信を感じつつあった。

 しかし今は僕を狙ってくるプレイヤーを全員返り討ちにするのみ!


「てかさてかさ! 【透明】すごくない!? カリナ、私もそのスキル欲しい!」

「手伝うよ!」


 そう言うとまた画面が現れる。



【『レッカ』との戦闘を開始しますか?】



「いぇす!」


どんなプレイヤーと戦うことになるのでしょうか……心配ですね。

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