表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/42

職業【銃使い】味方を攻撃しまくる

対人戦を想定する彼自身、銃一本じゃ心細いと思います。

【斬撃耐性 Lv.3 獲得】



「すごいな、剣による攻撃を19回も防いだ」

「今なら【背水の陣】の効果でアントをボコボコにできるよ……」

「回復っ!! 回復してー!!」


 レッカとフレㇺの怒涛の回復により僕は一命を取り留めた。

 アントが剣を振ると痛々しいエフェクトがあふれダメージを受けたのだ。


「カリナは物理ダメージには強いんだぜ!」

「体力がないから19回までしか攻撃を受けれないけどね」

「それなら問題ない、ベータ版プレイヤーの錬金術師様の動画では回復魔法を限界を超えて1000回唱えればスキルが手に入るんだと」

「ヘースゴイヒトダナー」


 冷たい視線を送るレッカを無視しアントは僕に一つの巻物をくれた。それに触れるとすぐに巻物は消えていった。


「これは?」

「【回復】……とはいってもMPが少ないうちは連発しない方がいい」

「ありがとう、助かるよ」


 そう言うとレッカとフラムがさらに回復魔法をかけ続ける。10回を超えるか超えないかのタイミングで効果音がなった。



 スキル

【杞憂 獲得】

 体力+200かつ+200%



「え、まだ10回位しかしてないよ?」

「【遊び人】の効果は特殊スキルが得やすくなるんだったよな!?」

「さらに得やすくなってる、そう言うことだろ?」


 そう言うとアントは剣をしまい銃を構えた。


「次は魔法?」

「そうだな、魔法耐性がほしい。だから【麻痺無効】と【毒の体】を合成してほしい」

「関係あるの……?」

「のちに話そう」


 ステータス画面を開き【遊ぶ者】をタップする。


『合成するスキルを選択』


 僕は迷わずに二つのスキルを選ぶとすぐさま画面が切り替わった。


『スキルの合成を開始しますか?』

「いぇす」


 そう言うと共に大きな効果音がなった。合成に成功したということだろうか?


「豪勢だな!」

「合成だけに……?」

「どんなスキルになった??」


 レッカは肩を寄せると画面を覗き見た。それに続き二人も後ろから覗いた。



 スキル

【麻痺毒の体】

 常時毒状態。常時麻痺状態。毒無効。麻痺無効。外部から毒ダメージや麻痺を受けるとダメージ分回復する。



「予想通りだな」

「どういうこと?」

「もしかして、またもや私たちの出番?」


 アントはインベントリから巻物を取り出すと二人に放り投げた。それを受け取ると今回はすぐさま消えた。


「俺らは銃で【ポイズン】の魔法を遊び人に撃ち込む、しかし毒を効かないカリナは魔法に対する耐性だけを手に入れるってことだ」

「じゃあいくよー」


 いつの間にか三人の手には銃が持たされていた。


「いいよー」


 僕が掛け声をかけると同時に三方向から禍々しい紫色の球が飛んでくる。僕はそれを喜んで受けた。


「あれなにしてんだ……?」「ま、祭りとか……儀式?」「てかあの人錬金術師の人じゃないか?」「冗談だろ……あれが……?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ