番外編 悠久のスキマ2
ここでやらなければどこでやる!
というノリと勢いと調子に乗って番外編です。
作品のイメージが崩れるかもしれません。
それでもおkな方のみ下へどうぞ。
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クルリ「はい! またやって来ましたこのスペース! 紳士淑女の皆さん、そうでない方も! 今日もスキマが始まるよー!」
ウェス「ノリノリだな」
クルリ「本編でテンションが上がらない話が続いたから今のうち!」
ウェス「ノリきれない…」
クルリ「さて、まずはありがとうございます! こんな小説とも言えない書き物だけどお気に入りしてくれてる人がいるよ! すごく嬉しいです!」
ウェス「少しでも見てくれる人がいるのは本当に嬉しいな。ありがとうございます。今後も読んで頂けると幸いです」
クルリ「さあさ、それじゃあ行くよ! この列車は発車したら終点まで止まらないぜ! というわけで今日はゲストが来てるよ!」
ウェス「途中の台詞が意味不明なんだが…?」
トトラ「ゆりかごから墓場まで全ての女性に愛を振り撒く紳士の登場や!」
ウェス「守備範囲広いな。というか全部じゃないか」
トトラ「せやけど、残念ながらワイ霊だけはどうしても愛せへんねん…。職業柄あっちゅうまに成仏させてまうからな」
ウェス「霊能士じゃなかったらいいんだな」
クルリ「今日のゲストはキリウさんとリリアさんだよ!」
リリア「こんにちは」
クルリ「よく見たら二人とも名前の並びがそっくりで吃驚!」
トトラ「!」
リリア「!」
クルリ「あ、手紙。
『私のミスです。すみません。というわけで今日のお題は登場人物について。では、おまかせします! じゃ!』
おいっ!」
ウェス「登場人物か…。そういえばこの悠久の国の神様自体は、それなりに前から作っていたらしいな」
クルリ「そうらしいね。だからある程度話はできていたんだよね。当然登場人物もね。それでさっきの話に戻るけど、キリウさんは新しく作り直して突然出来た登場人物なんだ」
トトラ「な、なんやて!?」
クルリ「最初、死霊使いは私とウェスだけで倒す予定だったんだもん。ラフランて街も無かったしね。当然そこでの登場人物も」
アンネ「そ、そうなんですかぁ!?」
ドワイト「私の街が…、無かっただと…」
ウェス「余計な人は帰ってくれ。ただでさえゲストのリリアが目立ってないんだから」
アンネ「酷い!」
ドワイト「ヒドイ!」
クルリ「あそこでの登場人物の中で前々から考えられていたのは、ジィさんと死霊使いだけなんだ。ジィさんはちょっと違う名前で、もっと少年な人が最初のイメージだったらしいんだけど、アンネちゃんとドワイトさんのお金持ちが出たからその使用人に収まりました」
ドワイト「使用人のクセに!!」
アンネ「ジィなんか嫌い!」
ジィ「………ぅ」
ウェス「使用人になった結果目立たなくなったんだがな。まぁ、使用人は主人を立てて後ろに控えているという意味ではうまくいったとも言えなくないが…」
クルリ「だからつまり、何が言いたいかというと、キリウさんはリリアさんのパクりってことだよ」
トトラ「こんな…、こんなことが許されるんか?!」
ウェス「今さら変更はきかないんだ。諦めろパクり」
トトラ「いてまうぞこらぁ!!」
リリア「まあまあ…」
トトラ「あんたはええやろっ! ほんまもんなんやからな!!」
リリア「あ、あたらないでくださいよ! 一応初対面なんですよ?」
トトラ「楽屋では関係あらへん!!」
ウェス「だがトトラ、作者はお前の事気に入ってるらしいぞ。よく動くから便利すぎるとか言ってたぞ」
トトラ「ほ、ほんまか?」
クルリ「まぁ、今は出番無いけどね」
トトラ「うぎゃあああ!」
ウェス「せっかく落ち着いてたのにお前は…」
クルリ「さあさ、キリウさんは置いといて次はリリアさんだね」
リリア「ど、どうも、よろしくお願いします」
ウェス「リリアは最初から俺の妹として登場する予定だったんだよな」
リリア「そうですね」
クルリ「だけど、それでもいろいろ変更はあったみたいだね」
リリア「はい。当初の私はクルリさんと同じような体格でしたし、口調も丁寧語は使っていませんでした」
クルリ「アンネちゃんが出て、なんか少女が続くなぁという理由で変えたんだよ。ウェスの年齢から考えても女性を出した方がしっくりするしね」
ウェス「おまけに義理の妹という設定だったらしい。クルリには義妹と呼ばれていたな。リリアは駆け出しの賞金稼ぎという話だったが、今や王宮魔術士とかいう俺より強い存在になってしまったんだ」
クルリ「ウェスが弱いからダメなんだよ」
ウェス「はいはい、どうせ俺は弱いですよ」
クルリ「いじけない、いじけない」
リリア「あの、妄想癖という設定は…」
クルリ「リリアさんは勿論最初から妄想癖持ちだよ。今より頻繁だったけどね」
リリア「そ、そうですか…」
トトラ「そ、そうや! そう言う自分らはどうなんや!?」
ウェス「まぁ、俺たちはあんまり変わってないな」
クルリ「主要人物だしね」
ウェス「俺の変わったことろはそうだな。年齢がもっと若かったのと、退魔の剣じゃなくて、普通の剣と退魔の銃を持っていたということくらいだ。面倒くさいからという理由で剣だけになったらしいが」
クルリ「私は口調が変わったね。語尾が『〜じゃ』みたいなのだったし」
ウェス「ああ。だが別の話でそんなしゃべり方をする猫を使ったから変えたようだが」
旧クルリ「そうじゃ。あの猫のせいで儂の出番が無くなったのじゃ! 恨めしいのぅ、妬ましいのぅ」
クルリ「はい、古い人は帰って!」
ウェス「最初は今の口調が馴染まなくてもて余していた感があったが、今はそれなりにうまくいっているようだ」
トトラ「ええなぁ、主役格は扱いが違うわ…」
クルリ「当然でしょ!」
ウェス「一応現在までに登場している主要の登場人物について話したが、後は誰か気になる奴はいるか?」
リリア「敵対勢力についてはどうなんですか?」
ウェス「ん、そうだな…。今のところ明確な敵対勢力は出てないし、あんまり話すとネタバレになりかねないからな…」
トトラ「死霊使いはどうなん? 一応解決した話やしええんちゃう?」
ウェス「死霊使い、オルターか。まぁ、あいつはいいか」
クルリ「オルターはもっと別の形で出てきたし、死霊使いでもなかったよ。むしろ操られる側だったね」
ウェス「死霊使い編というよりは死霊編だったしな。本来そこで登場するはずだった奴等はトトラの登場で後回しにされたんだ。因みにまだ本編には登場していない」
クルリ「パクりの上に人の出番を奪うとか最悪だよね」
トトラ「な、なんや、今日は風当たりがきついなぁ…(泣)」
リリア「どうどう…」
トトラ「馬とちゃうわっ!(ビシィ!) …ってありきたりなボケすんなや!」
リリア「ごめんなさい」
ウェス「他にはどうだ?」
トトラ「そうや、あの酒場の倅はどうなんや? ワイは会ったことないけど」
ウェス「レフだな。子栗鼠の浜という酒場は最初からあったが、レフは登場人物としては居なかった。酒場をもう少し重要な場所にするために出てきたんだ。あと、俺の友人としても重要な立場だな」
クルリ「友達がいないんじゃ寂しいでしょ?」
ウェス「………」
レフ「それなのに俺殺されたんだけど!? いまだに生死不明なんだけど?!」
クルリ「ウェスが生きてるんだから大丈夫だよ、たぶん」
レフ「不安だ…」
クルリ「さて、色々な人を凹ます結果になったけど今日のスキマはここまでだよ!」
トトラ「ちょ! もう終わりかいな?!」
リリア「おまけが長すぎるのもあれですしね」
ウェス「結局なんのためのスペースか未だに理解できないんだが?」
クルリ「決まってんじゃん! やりたいだけだよ! さあ、この列車もそろそろ終点だ! この後は車庫入れするからてめぇら降りな! というところで、また次回のどこかのスキマでお会いしましょう!」
ウェス「まだ続くんだな」
クルリ「本編が途切れない限りはね!」
次回予告!
クルリ「なんだかんだで王都へ向かうことになったウェス達。兄を連れて帰りたいリリア、リリア起こし役を押し付けたい兵士達、そして王都に居るという神様に会ってみようと考えたクルリ。それぞれの思惑を抱え、やって来たのは王都へ向かう列車が出ている街、ルルシュタッド。ここで列車に乗ればあっという間に王都! なんだけど、そう簡単にはいかないみたい。
次回、悠久の国の神様
第25話『列車に乗りたい!』」
ウェス「なんだこれ?」
クルリ「ノリだよノリ!」