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様々な異世界をご体験下さい  作者: れんこん
17/27

17 先生の裏側

学舎での授業が一通り終わり日も沈んできた頃。

ある2人の人間が誰にも聞かれる心配のない場所で密談をしていた。


「彼ら中々こちらの思い通りに行きませんね。私なりに頑張っているはずなのですが。もしかしたら相当魔法耐性が強いのかもしれません。もしかしたら今噂になっている転生者の可能性もあるかと。」


「言い訳は聞きたくはないぞロイド。私が聞きたいのは君の努力の過程ではなくいい結果だ。分かるな?」


一般教室から離れたとある場所にある校長室。そこはこの学舎を作ったアルロンド・イクサの子孫、現在の校長アルロンド・デペルが王として君臨している場所だ。そしてそこでは、重苦しい雰囲気の中話し合いが行われていた。部屋は暗く両者の表情は見えないが、どちらも表情は暗い。


「やり方を変える必要がありそうです。刷り込みによるマインドコントロールではなく、短な人間の死という起爆剤を提供することでやる気を出させてあげる方がいいかと」


「......致し方がない。私もこんなことをしたくはないが事態は急を要する。これ以上このペースで鬼たちに村を食い荒らされれば街を存続させることはできなくなる。だからこそ強くてたくさんの鬼狩りが必要だ。そのためにはどれだけ人の理から外れた事をしようとも仕方がないと思っている。君はどう思うロイドくん」


その言葉を話し終えた後ロイドを試すようにこの学舎現在のトップであるデペルは鋭い視線を見せた。


「もちろん私も同じ考えです。出なければ生徒に洗脳の魔法をかけ続けて自ら鬼狩りになりたいという気持ちを狂気的にまで高めようとはしません」


ロブルの視線を返すようにロイドも信念のこもった熱い目で視線を返した。まるで自分を信じてくれと言わんばかりに。


「そうか。ならよかった。君のその目に嘘はないと私の勘が言っている。ならば信じよう。して誰を生贄にして起爆剤にするつもりだ?」


「もちろんすでに考えております。起爆剤として生贄になっていただくのは転生者の可能性があるあの3人の中から選ぶのが一番いいでしょう。そしてその中でも1番鬼狩りとして見込みのない人間を選ぶのがいい。そうなると選ばれるのは......」


「なるほど、納得の理由だ。確かにできるだけ素養のない人間から犠牲にしていくのは組織において1番大切な考え方だ。君の意思を尊重しようロイド」


「ありがとうございますデペル校長。それでは早速明日行動に移ります。」


ロイドは綺麗にお辞儀をすると校長室をまっすぐ出て行った。これからすることは絶対的に正しいことであると信じて疑わない足取りで......


ロイドは自らが考えたことを実践するために準備に取り掛かるのだった。

















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