戦国最弱武将 小田氏治 もし大河になれば大河史上最弱の大河主人公になる!?
こんな人物が大河ドラマの主人公に、もしも本当になったとしたら…。
たとえば、以下の人物は可能性あるか?
小田氏治。
常陸国の小田城の城主で、小田氏の当主。居城の小田城を何度も落とされていることなどから、『戦国最弱の大名』などと揶揄されていたが、
結城、佐竹、上杉謙信、北条氏政などを相手に戦い、結果的には対戦相手となった大名たちの誰よりも長生きしたという。
何度も小田城を落とされながら、そのたびに短期間で小田城を奪還しているという。
部下からの信頼も厚かったといわれる大名。
特に常陸国北部【現在の茨城県北部】の佐竹義昭、佐竹義重、また下総国【現在の千葉県北部】の結城氏などと、何度も戦い、危機的状況を何度も迎えながらも、そのたびに逃げ延びている。
『常陸の不死鳥』とも称される。
そんな、戦国最弱武将、小田氏治が、なんとなんと大河ドラマの主人公に選考されたなら?
キャッチフレーズは『戦国最弱武将、そして大河ドラマ史上、最弱の主人公!ここに見参!』とでもなるのか?早くもこんなことを頭の中に思い描いた。
こんな人物が大河ドラマの主人公に、もしも本当になったとしたら…。
小田氏治。
小田氏治を大河主人公に起用してくれ、というよりも、『関東の戦国』をテーマにした大河ドラマを制作できないものかな?という考えは、ずっと頭の中にあった。
京の都で応仁の乱が始まるよりも前に、関東では既に戦国時代が始まっていたといわれる。
『関東の戦国』1453 - 1590
室町幕府6代将軍の足利義教が、鎌倉府の足利持氏を滅ぼしたところから争乱状態が長く続くことになる関東の戦国時代。
鎌倉府はその後、古河公方と堀越公方とに分裂し、関東管領上杉氏も、山内上杉氏と扇谷上杉氏に分裂し、お互いに争うことになる。
そんな中で、北条氏が勢力拡大を狙うものの、常陸や下総などは、佐竹、小田、結城、里見などが覇権を争う状況となる。
当時の関東はならず者だらけ。北条や上杉だけでなく、小田氏、結城氏、佐竹氏、宇都宮氏、那須氏など、数多くの氏族が入り乱れて争っていた。
敵にはしたくない、かといって味方にすると頼り無い、ひとたびピンチになれば自分達が逃げ延びるだけで精一杯で、他の者たちを守るほどの余裕も無かった。
小田氏治は、父の政治の死後に、15歳【18歳という説もある】で小田家の家督を継いだ。問題山積の中、舵取りを担うことになる。
『関東の戦国』は、関わった人物の数も多く、また混沌とした状況が続いたという時代背景もある。絶対的な覇者がいない中での争い、逆に興味をそそるかもしれない。
それにしても、小田氏治は弱い、あまりにも弱い、あまりにも勝てないのにも関わらず領民からは慕われている。
どんなに危機的な状況になっても、どういうわけか、奇妙な成り行きでいつの間にかピンチを乗り切っていたりする。それが小田氏治だ。
他にも、地元の戦国武将には、このような人物たちがいる。
【戦国時代《室町末期》・安土桃山時代】
織田信長
豊臣秀吉
徳川家康
信長、秀吉、家康と、その家臣団は、誰が主人公でも成り立つくらい、魅力的な人物たちが揃っているとは思われますが、ここはあえて、マイナーな武将や、地方の武将などを選出してみてもいいのでは?
『北条五代』『太田道灌』『小田氏治』と、
このあたりの人物の、そして彼らが生きた、その時代の大河ドラマ化を是非推薦したい。
他にも、三重の松阪の基礎を築きながら、40歳の若さで亡くなったという、『蒲生氏郷』なども、大河ドラマの主人公候補として推薦すいせんしたい、地方の戦国武将の一人である。
それでは、各地の戦国武将たちを紹介する。
東北地方
最上義光
伊達政宗《選ばれれば二回目》
蒲生氏郷
関東地方
北条五代《早雲、氏綱、氏康、氏政、氏直》
キリシタン大名
高山右近、大友宗麟、小西行長、有馬晴信、大村純忠など
女性主人公
武将ではないが、武将の妻や娘、姉、妹などの立場で見る戦国の世も、過去に描かれた。
お市の方
細川ガラシャ
北政所【おね】
淀君
お初
お江
千姫
近畿地方
三好長慶《摂津国》
中国地方
宇喜多直家、秀家《備前国》
宇喜多秀家は、10歳で宇喜多家の家督を継ぎ、26歳で豊臣政権の五大老の一人に任命される。
関ヶ原の戦いでは、石田三成を総大将とする西軍の副将に任命されるなど、若くして優秀であったが、
関ヶ原の戦いに敗れた後は捕らえられ、八丈島に流刑となる。
それから50年近く八丈島で過ごした後に逝去したと伝えられる。
毛利元就、毛利輝元、小早川隆景《安芸国》
四国地方
長宗我部元親、盛親
九州地方
島津義弘、立花宗茂、大友宗麟、加藤清正、龍造寺隆信
武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、毛利元就などは有名。
真田幸村は、長野県上田市ゆかりの武将であることは知られている。
大河ドラマ化した時は、町をあげて祝杯をあげたことだろうということは、容易に想像がつく。
ただ、あまりにも主人公がマイナー過ぎると、視聴率も上がらない、ということもありそうなので、ここはやはりある程度名の知れた武将の方がいいのかもしれない。