こんな大河ドラマはどうか? 大相撲 双葉山
2022年の5月場所は、まれに見る大混戦の場所となった。特に、大関陣は3人中2人が負け越し、残る1人もやっと勝ち越すなど、不甲斐なさが際立った。
このままでは横綱どころか大関もいなくなり、関脇が最高位、という可能性すら出てきた相撲界。名横綱が活躍した時代は、今や遠い昔の、過去の栄光になってしまったようだ。
そこで、大相撲の名横綱を、大河ドラマか、あるいは歴史ドラマの主人公にしてはどうかと思い付いた。
その名横綱とは、大相撲がまだ年2場所、11日制の時代だった頃に、今も破られていない不滅の連勝記録、69連勝を挙げた、双葉山である。
双葉山は26歳で62連勝目
以下は、双葉山の69連勝の簡単なあらすじだ。
1936年1月場所から69連勝がスタートする。
このとき双葉山はまだ東前頭3枚目だった。 春、夏の年2場所、11日間制の時代で、勝ち続けて同年5月(関脇)、37年1月(大関)、5月(ここから13日間制)、38年1月(横綱)、5月と勝ち続ける。 39年1月場所の4日目、安芸ノ海の外掛けに敗れて70連勝はならなかった。
後世の名横綱たちも、この大記録に挑んだが、結局この大記録を破ることはできなかった。
まして、今のように上位陣が不甲斐ない状況が、今後も続いていくようでは、とてもとても、この大記録を破るような者は現れる見込みも無いだろう。
双葉山は、現在の大分県宇佐市出身の第35代の横綱。下の名前は定次といった。
スタートは、定次少年が相撲への道を志し始めた頃から始めるのが良いという考えだ。
相撲界の流れとともに、当時の世間一般の出来事で何があったかを、順序立てて伝えていく。
しかしながら、大関が全員負け越しするか否か、という状況の今の相撲界は、いかに伝説の大横綱でも、これでは評論のしようもないと思うのではないか。
『デブ』と言われ、学校でいじめられていた一人の少年が、ある日いきなりタイムスリップする。そこは69連勝をあげた伝説の大横綱、双葉山の所属する部屋だった。
少年は相撲を志す。その動機は、『デブ』と言っていじめていた同級生たちに仕返しをするため、いや、見返すためか…。
こんな設定はどうだろうか。
双葉山が69連勝をあげたその年に、ナチスドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が始まった。
双葉山が69連勝をあげた、その2年後に、日本が真珠湾攻撃を行い、太平洋戦争が始まった。
オリンピックも、サッカーワールドカップも、そしてプロ野球も、当時の中学野球大会【当時は旧制中学の大会、後の高校野球】も、スポーツの大会が軒並み中止になる中でも、大相撲だけは日本の国技だからという理由で、戦時中も開催されていた。
国技館はやがて、風船爆弾の製造所として使用されるようになり、代わりに後楽園球場で本場所が開催される。
しかし、戦況が悪化し、双葉山が69連勝をあげた舞台となった国技館は、3月10日の東京大空襲によって焼失してしまう。
戦後には、アメリカ軍によって国技館が接収されるなどの一部始終を見てきた。




