歴代大河ドラマ一覧 1963~1969
未来を予測する前に、過去の大河ドラマについても知っておきたいと思ったので書きました。
この物語は、史実をもとにしていますが、史実とは多少異なる部分もあります。
そのつもりで、ご購読ください。
なお、多少の漢字間違いなどはご容赦ください。
メインは歴史上の人物の方なので、掲載許可願います。
1963年~1969年
1860年、実際の桜田門外の変で、井伊直弼が暗殺される。
それから103年後のこと。
1860+103=1963
1963年、その井伊直弼が主人公の大河ドラマ、『花の生涯』が放送される。
記念すべき大河ドラマ第1作目。
幕末がテーマ、井伊直弼が登場する大河ドラマとして最初の作品。
大河ドラマの歴史は、ここから始まる…。
1964年、東京オリンピックの年に『赤穂浪士』。
忠臣蔵が初めて大河ドラマになる。
当時のヒット曲
三波春夫『俵星玄蕃』『東京オリンピック音頭』
後に、『いだてん』で、55年前の東京オリンピックのことが題材となり、東洋の魔女などが大河ドラマの中の登場人物として描かれることになるなどとは、この当時の人々は全く思いもしなかったことだろう。
1965年、『太閤記』で、豊臣秀吉が初めて大河ドラマの主人公になる。
第1回の冒頭で、当時開業したばかりの東海道新幹線を走らせるという演出を行った。
日吉丸が、天下人の太閤秀吉へと立身出世を果たしていくため、戦国乱世を駆け抜けるという物語。
1966年、『源義経』が大河ドラマとなる。
源平の合戦が初めて大河ドラマとなる。
また、源義経が主人公になったのも最初。
1967年、世間ではグループサウンズなどの音楽がはやっていた頃、
大河ドラマでは『三姉妹』が放送される。
架空の人物が主人公のものとしては最初。
また、女性の人物が主人公になったのも、今作が最初となる。
1968年、『竜馬がゆく』で、坂本龍馬が初めて大河ドラマの主人公になる。
『司馬史観』と呼ばれる歴史の見かたが誕生するきっかけとなった。
また、坂本龍馬が幕末だけでなく、日本の歴史上の人物の中でも、人気のある人物としての地位を確立し、また高知のみならず、全国区の人気と認知度を確立するきっかけとなった。
視聴率は当時、最低記録だったとか。
『花の乱』や『いだてん』などが最低記録を更新するまでの間、この不名誉な記録が続いたという。
以来、なぜか『幕末ものは視聴率がとれない』などというジンクスがついてまわった。
1969年、『天と地と』で、武田信玄と上杉謙信が初めてメインとなる。
実社会では、アポロ11号が月面着陸して話題になっていた。『これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類全体にとっては大きな飛躍だ』という名言も生まれた。
この時期は、大河ドラマの黎明期。
ただし、この頃の作品は、映像が断片的にしか残っていなかったり、当時の出演者が亡くなっていたりする。
1970年以降に続きます。
【改稿版】