『どうする家康』への期待は?
戦国武将のみならず、日本の歴史上の人物の中でも最も有名な三英傑、信長、秀吉、家康。
主人公でなくとも、同時代の戦国武将が主人公であれば、必ずやこの中の誰かが登場する。
今回は、徳川家康の75年の生涯という。
三河の地に生まれ、源氏の血をひく名門松平
幼名は、竹千代
幼少時より、今川の人質として暮らす
今川が天下をとれば、今川幕府が成立し、家康にも相応の地位が与えられた?
しかし、今川義元は織田信長に桶狭間で討ち取られる。
義元の嫡男、氏真は織田信長に恐れをなした。
さあ、ここでどうする家康?
今川に見切りをつけ、織田と手を組もう。
このように、家康の人生の中には、決断を迫られる時が幾度もあった。
三方ヶ原の戦いで、生涯唯一の敗北を喫したということも間違いなく、今回の『どうする家康』には、登場するだろう。
今川の人質となった時期から、関東への転封、江戸を築く、そして関ヶ原の合戦、江戸開幕、大坂冬の陣、夏の陣に至るまでの、全ての出来事を見届ける、一人の役者が、最初から最後までそれを演じる、という内容になっていく。
服部半蔵、本多忠勝などの配役も発表されたが、では、石田三成、真田幸村、淀君、豊臣秀頼、そして、千姫、徳川秀忠などの配役はいつごろ発表されるのかと、今から気になる。
家康に限らず、長生きした人物を大河ドラマでやる場合は、青年期は若手の俳優、晩年の老年期はベテランの俳優にチェンジしたらどうなのか?という一つの提案がある。
特殊メイクで老け役とか、あるいは青年期を演じた若手俳優が、今度は主人公の人物の息子役で再登場とか、仰天プランも考えられる。
しかし、今やこのコロナ禍の中、そもそも予定通りに事が運ぶのか?現状ではそれすらも疑問だ。
またもコロナ感染状況によって、撮影中断、放送中断、その間再放送とか総集編とか。
家にいなきゃならないのに、テレビの視聴率は上がっていないという。
ますます状況が深刻化した場合、新作ドラマを無理して制作し続けることにすら疑問を呈することになる。
それならば、過去の名作大河を、ダイジェストとかではなくて完全版で、そのまま再放送した方が、視聴率がとれるのではないか。
それから、もう一つ、この際だから提言しておきたいことがある。
かなり厳しい話もするが、ここであえて提言する。
今の日本人ほど、自国の歴史に感心を持たない民族は、いないのではないかと、苦言を呈する意見も出ているようだ。
さらには、他国の歴史にも無関心。
高校受験や大学受験で、しかたなく勉強しなければならないから勉強するようなもので、それがなくなれば、一生歴史なんか勉強しない、したくない、という人も。
それではいずれ、『学習まんが 日本の歴史 最終巻 副題 日本の歴史の終わり』に、いずれなってしまうのではないかと警告する。
たとえば、どこかの国に攻め込まれでもした場合は、自国の言語や文化や歴史まで強制的に捨てさせられ、占領国の言語、文化、歴史を学習することを強制させられるかもしれない。
だから、自国の歴史を学習しておく必要性があると、提言する。
我々日本人の文化は、日本語、日本文化、そして、日本の歴史なのだと。
大河ドラマの動向に感心を持ち続けることもまた、その一環だ。
一流大学進学を目指す、英才教育を受けている子供の学習机には、学習まんが 日本の歴史が全巻、並んでいるという。