イケメン高身長ボクっ娘文学少女に溺愛監禁される(3000字)
ああ、起きてしまったのかい?
おはよう。
残念、薬の量が少なかったかな。
やはり、量の調節が難しいね。
あまり量を増やしすぎて、二度と目を覚まさないということがあっても困るしね。
おっと、暴れないでおくれよ。
そんなことをしても、手錠は壊れないよ。
キミの手首が痛くなってしまうだけだ。
無駄なことはしない方がいい。
おいおい? 無駄だって言ってるだろ?
無駄。無駄。
キミはただそこで横になっているだけで良いんだ。
何もしなくていいし、何も考えなくて良いんだよ。
目的?
そんなの、キミの可愛い横顔を眺めながら、朝のハーブティーを飲むために決まっているだろう?
いつもはキミの寝顔を見ながらだけど、たまにはこうやって、起きて戸惑っている状態のキミの顔を見ながらハーブティーを飲むのも悪くないね。
ああ、キミはどうして、こんなにも可愛いのだろう。
意思が弱く、何かに本気で打ち込むこともできず、色々なことに目移りして、一つのことに集中できない。
キミのように、芯が通っていなくて、ふにゃふにゃした男の子が、可愛くて可愛くて、大好きなんだ。
好き。 好き。 好き好き。 大好き。
ほんと、可愛すぎるよ。
少しは反省した方がいいと思うな。
「可愛すぎ罪」で捕まってしまうかもしれないよ。
おっと。 もうボクに監禁されてるんだったね。
あはは。 サイコパスジョーク。
でも、監禁したくなるぐらいに、キミが可愛いのが悪いんだよ。
本当に、本当に、可愛いねぇ。
この長いまつ毛も、耳の形も、ほっぺの色も、全部かわいい。
好き。 好き。 好き好き。 大好き。
え? 趣味が悪い?
ふむ。 たしかに、一般的には、あまりいい趣味とは言えないかもしれない。
しかし、趣味に良いとか悪いとか、そんな尺度は必要なのかな?
趣味というのは実に主観的なものだ。
それは世間一般の価値観から見ると、眉をひそめられるようなものかもしれない。
だけど、それを恥ずかしがる必要はないと思うんだよ。
むしろ誇るべきものでさえ、あるかもしれない。
どんな趣味であっても、好きなものを好きと言うのは、素晴らしいことだと思わないかい?
だから、キミのような情けない男の子を可愛がる趣味を、ボクはやめるつもりはないよ。
胸を張って、自分の趣味を貫くつもりだ。
自分は「情けない男の子」なんかじゃない??
キミはそう言い張りたいのかい?
しかし、キミ、いつもよく言ってたじゃないか。
楽してお金が欲しいと。
寝てるだけで快適な生活がしたいと。
この部屋のベッドの上なら、キミのその、なっさけない夢がかなうんだよ。
アプリの課金でも何でもしていいよ。
好きなだけガチャを回していいんだ。
自由気ままに、お金を無駄遣いするといい。
ボクがいくらでも、キミにお金を貢いであげるからね。
情けなくて情けなくて、可愛いキミを愛でるためだったら、ボクはどんなことでもしてあげるからさ。
ねじくれている? ボクがかい?
まぁ、それはある意味で合っていて、ある意味で間違っている。
人間なんて、みんなどこか、ねじくれているものさ。
ねじくれていない人間なんて、この世にいやしないよ。
それにしても、どうやらキミには、ずいぶんと嫌われてしまったみたいだね。
でも、その嫌いという気持ちを、いつまで保っていられるかな?
ん? 分からないのかい?
ボクのことを好きになっちゃうのを、我慢できるかな?って言ってるんだよ。
キミはキューピットというのを知っているかい?
そう、羽の生えた天使みたいなやつで、ハートの矢を持ってるアレさ。
彼らは、ハートの矢で人を射ることで、カップルを作ったりしている。
あのハートの矢みたいに、人に恋愛感情を抱かせるものが、現実にもあるんだよ。
……え? 惚れ薬なんかじゃあないよ。
惚れ薬や媚薬なんていうのは、人間を発情させるだけで、真の意味での恋愛ではないだろう?
そういう子孫を残すための本能や、即物的な話をしているんじゃないんだ。
ボクの言っているのは、もっとピュアで、精神的なものだよ。
分かるかい?
抱きたいではなく、もっと純粋な意味で、相手に恋愛感情を抱かせるもの。
それは、何だと思う??
それはね……好きって言葉だよ。
相手に「好き」と言われれば、「好き」になってしまう。
何も難しいことはない。
恋愛というのは、昔から単純なものなのさ。
ラブレターや恋のポエムなんていうのが、ハートの矢のメタファーとして、海外の文学作品では、ずっとずっと使われてきたものさ。
好きという言葉こそが、相手を好きにさせるんだよ。
まぁ、もちろん、誰が言ってもいいという訳ではないよ。
ウザいヤツや、キモいヤツに、いくら好きって言われても、好きにはならないだろう。
だが、単純に嫌いというだけならば、その感情がひっくり返ることもある。
特に、ボクのような、美少女に「好き好き♡」って囁かれて、堕ちない相手なんて、なかなかいないからね。
え? ボクのことなんて、絶対に好きにならない??
ははっ、そんな強がりを言うなんて。
ますます、キミのことを、可愛がってあげたくなっちゃうじゃないか。
好き。 好き。 好き好き。 だーい好き。
可愛いねぇ。 ほっぺ、プニプニだねぇ。
好き。 好き。 好き好き。 だーい好き。
んっ……ぐっ……。
どうしたんだい?
ボクの首をつかんだりして……。
もしかして、ボクの首をしめようとしてるのかい?
でも、残念だったね。
薬のせいでキミの筋肉は弛緩していて、強い力を入れることができない。
ボクが女だから、力でなら勝てると思ったのかい?
でも、実際には、こうやって、女のボクに簡単に抑え込まれてしまう。
ほら、腕は体の横に、「気を付け」の姿勢にしちゃおうね。
ふふふ。
どうだい? ボクにこうやって、馬乗りにされて、抑え付けられている気分は。
屈辱かい? 悔しいかい?
だけど、その屈辱に染まったキミの顔、とても可愛らしくて大好きだよ。
好き。 好き。 好き好き。
愛してる。 愛してる。
アイ・ラブ・ユー。
好き。 好き。 好き好き。
嫌いなはずの女に囁かれてるのに、顔が赤くなっちゃうんだね。
デマカセなんかじゃないでしょ?
だって、キミの顔も、耳も赤くなってるよ。
ボクに耳元で囁かれて、心臓がドキドキしちゃってるんだね。
本当に、本当に、可愛いね。
大好き。 大好き。 だーい好き。
好き。 好き。 好き好き。
好き好き好き♡ 好き好き好き好き♡
キミが根負けして、ボクに惚れちゃうまで、ボクはずっと好き好きって囁いてあげるからね。
好き。 好き。 好き好き。 だーい好き。
好き。 好き。 好き好き。 だーい好き。
ほら、頑張って耐えるんだよ。
ボクのこと、好きになっちゃわないようにね。
いつまで我慢できるかな。 ふふっ。




