表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/72

イケメン高身長ボクっ娘文学少女に溺愛監禁される(3000字)



ああ、起きてしまったのかい?


おはよう。


残念、薬の量が少なかったかな。


やはり、量の調節が難しいね。


あまり量を増やしすぎて、二度と目を覚まさないということがあっても困るしね。


おっと、暴れないでおくれよ。


そんなことをしても、手錠は壊れないよ。


キミの手首が痛くなってしまうだけだ。


無駄なことはしない方がいい。


おいおい? 無駄だって言ってるだろ?


無駄。無駄。


キミはただそこで横になっているだけで良いんだ。


何もしなくていいし、何も考えなくて良いんだよ。


目的?


そんなの、キミの可愛い横顔を眺めながら、朝のハーブティーを飲むために決まっているだろう?


いつもはキミの寝顔を見ながらだけど、たまにはこうやって、起きて戸惑っている状態のキミの顔を見ながらハーブティーを飲むのも悪くないね。


ああ、キミはどうして、こんなにも可愛いのだろう。


意思が弱く、何かに本気で打ち込むこともできず、色々なことに目移りして、一つのことに集中できない。


キミのように、芯が通っていなくて、ふにゃふにゃした男の子が、可愛くて可愛くて、大好きなんだ。


好き。 好き。 好き好き。 大好き。


ほんと、可愛すぎるよ。


少しは反省した方がいいと思うな。


「可愛すぎ罪」で捕まってしまうかもしれないよ。


おっと。 もうボクに監禁されてるんだったね。


あはは。 サイコパスジョーク。


でも、監禁したくなるぐらいに、キミが可愛いのが悪いんだよ。


本当に、本当に、可愛いねぇ。


この長いまつ毛も、耳の形も、ほっぺの色も、全部かわいい。


好き。 好き。 好き好き。 大好き。


え? 趣味が悪い?


ふむ。 たしかに、一般的には、あまりいい趣味とは言えないかもしれない。


しかし、趣味に良いとか悪いとか、そんな尺度は必要なのかな?


趣味というのは実に主観的なものだ。


それは世間一般の価値観から見ると、眉をひそめられるようなものかもしれない。


だけど、それを恥ずかしがる必要はないと思うんだよ。


むしろ誇るべきものでさえ、あるかもしれない。


どんな趣味であっても、好きなものを好きと言うのは、素晴らしいことだと思わないかい?


だから、キミのような情けない男の子を可愛がる趣味を、ボクはやめるつもりはないよ。


胸を張って、自分の趣味を貫くつもりだ。


自分は「情けない男の子」なんかじゃない??


キミはそう言い張りたいのかい?


しかし、キミ、いつもよく言ってたじゃないか。


楽してお金が欲しいと。


寝てるだけで快適な生活がしたいと。


この部屋のベッドの上なら、キミのその、なっさけない夢がかなうんだよ。


アプリの課金でも何でもしていいよ。


好きなだけガチャを回していいんだ。


自由気ままに、お金を無駄遣いするといい。


ボクがいくらでも、キミにお金を貢いであげるからね。


情けなくて情けなくて、可愛いキミを愛でるためだったら、ボクはどんなことでもしてあげるからさ。


ねじくれている? ボクがかい?


まぁ、それはある意味で合っていて、ある意味で間違っている。


人間なんて、みんなどこか、ねじくれているものさ。


ねじくれていない人間なんて、この世にいやしないよ。


それにしても、どうやらキミには、ずいぶんと嫌われてしまったみたいだね。


でも、その嫌いという気持ちを、いつまで保っていられるかな?


ん? 分からないのかい?


ボクのことを好きになっちゃうのを、我慢できるかな?って言ってるんだよ。


キミはキューピットというのを知っているかい?


そう、羽の生えた天使みたいなやつで、ハートの矢を持ってるアレさ。


彼らは、ハートの矢で人を射ることで、カップルを作ったりしている。


あのハートの矢みたいに、人に恋愛感情を抱かせるものが、現実にもあるんだよ。


……え? 惚れ薬なんかじゃあないよ。


惚れ薬や媚薬なんていうのは、人間を発情させるだけで、真の意味での恋愛ではないだろう?


そういう子孫を残すための本能や、即物的な話をしているんじゃないんだ。


ボクの言っているのは、もっとピュアで、精神的なものだよ。


分かるかい?


抱きたいではなく、もっと純粋な意味で、相手に恋愛感情を抱かせるもの。


それは、何だと思う??


それはね……好きって言葉だよ。


相手に「好き」と言われれば、「好き」になってしまう。


何も難しいことはない。


恋愛というのは、昔から単純なものなのさ。


ラブレターや恋のポエムなんていうのが、ハートの矢のメタファーとして、海外の文学作品では、ずっとずっと使われてきたものさ。


好きという言葉こそが、相手を好きにさせるんだよ。


まぁ、もちろん、誰が言ってもいいという訳ではないよ。


ウザいヤツや、キモいヤツに、いくら好きって言われても、好きにはならないだろう。


だが、単純に嫌いというだけならば、その感情がひっくり返ることもある。


特に、ボクのような、美少女に「好き好き♡」って囁かれて、堕ちない相手なんて、なかなかいないからね。


え? ボクのことなんて、絶対に好きにならない??


ははっ、そんな強がりを言うなんて。


ますます、キミのことを、可愛がってあげたくなっちゃうじゃないか。


好き。 好き。 好き好き。 だーい好き。


可愛いねぇ。 ほっぺ、プニプニだねぇ。


好き。 好き。 好き好き。 だーい好き。


んっ……ぐっ……。


どうしたんだい?


ボクの首をつかんだりして……。


もしかして、ボクの首をしめようとしてるのかい?


でも、残念だったね。


薬のせいでキミの筋肉は弛緩していて、強い力を入れることができない。


ボクが女だから、力でなら勝てると思ったのかい?


でも、実際には、こうやって、女のボクに簡単に抑え込まれてしまう。


ほら、腕は体の横に、「気を付け」の姿勢にしちゃおうね。


ふふふ。


どうだい? ボクにこうやって、馬乗りにされて、抑え付けられている気分は。


屈辱かい? 悔しいかい?


だけど、その屈辱に染まったキミの顔、とても可愛らしくて大好きだよ。


好き。 好き。 好き好き。


愛してる。 愛してる。


アイ・ラブ・ユー。


好き。 好き。 好き好き。


嫌いなはずの女に囁かれてるのに、顔が赤くなっちゃうんだね。


デマカセなんかじゃないでしょ?


だって、キミの顔も、耳も赤くなってるよ。


ボクに耳元で囁かれて、心臓がドキドキしちゃってるんだね。


本当に、本当に、可愛いね。


大好き。 大好き。 だーい好き。


好き。 好き。 好き好き。


好き好き好き♡ 好き好き好き好き♡


キミが根負けして、ボクに惚れちゃうまで、ボクはずっと好き好きって囁いてあげるからね。


好き。 好き。 好き好き。 だーい好き。


好き。 好き。 好き好き。 だーい好き。


ほら、頑張って耐えるんだよ。


ボクのこと、好きになっちゃわないようにね。


いつまで我慢できるかな。 ふふっ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ