↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/72

ナルシスト王子様系彼女をわからせるつもりが、逆にわからされる(1400字)

演劇の練習?


いらない、いらない。


ボクは演技の天才だからね。


練習なんてしなくても、次の演劇コンクールだって、ボクの優勝に決まってるよ。


即興演技で、どんなお題が来たとしても、完璧に演じてみせるさ。


なんたって、ボクは、端正な顔立ち・イケボ・圧倒的な演技力を兼ね備えているからね。


もしも、ボクが優勝できないとすれば、それは審査員がヘボなのさ。


ああ、我ながら、自分の才能が恐ろしいね。


え? じゃあ、今から、コンクールのつもりでテスト?


キミの出したお題を、ボクが完璧に演じられるか、試すってわけかい。


いいよ。 それぐらい朝飯前さ。


どんなヘンテコなお題でも、問題ないよ。


このボクに演じられないお題なんて、存在しないからね。


さあ、お題を言ってくれ。


……ふふ、……あはははっ。


何なんだい、そのふざけたお題は。


『彼氏のふりかけ君を裏切って、納豆君にメロメロになっちゃう白米ちゃん』?


いやあ、たしかにボクの想像の上を行く、ヘンテコなお題だね。


よくもこんな変なシチュエーションを考えられたもんだ。


……ん?


でも、待てよ。


よく考えたら……そのシチュエーションって……。


ははーん。


なるほど、そういうことかい。


これって、実はキミの性癖に関係するシチュエーションじゃないのかい?


いや、前にキミのベットの下をチェックさせてもらってね。


そうそう、キミがトイレに行ってる間に、こっそり見させてもらったよ。


まあ、いいじゃないか。


ボクは、キミの彼女なわけだし、それぐらいの権利はあるだろ??


キミの好みというものを知っておきたかったんだよ。


髪型とか、服の趣味とか、キミの好みに合わせることもできるしさ。


キミは勘違いしてるみたいだけど、ボクは彼氏が喜んでくれるように、そういうの頑張るタイプなんだよ?


まぁ、そこで見つけたお宝本だけどさ。


いわゆる「NTR」というやつかい?


自分の彼女が他の男に取られちゃうシチュエーションの本が多かったよね。


ヘンテコなお題にするといいながら、自分の希望のきわどいシチュエーションをさせようとしてた訳だ。


悪い彼氏だな〜。


ふふっ。でもいいよ。


キミがやって欲しいと言うのなら、全力で演じてあげるね。


ボクが他の男に取られちゃうところ。


じゃあ、まずは、彼氏のふりかけくんに一途な白米ちゃんを演じるね。


『ふりかけさん、気をつけてね』


『ちゃんと手紙書くから』


『私、待ってるから』


『元気に帰ってきてね』


ふふ、それじゃあ次は、納豆くんに取られちゃった白米ちゃんをやってあげるね。


『ふりかけさん、ごめんなさい』


『私、もう納豆さんの女にされちゃった♡』


『でも、ふりかけさんが遅いのが悪いんですよ』


『残念♡ 昔みたいな関係には戻れません』


『だってもう私、納豆さんと、混ぜ混ぜされて、ネバネバになっちゃったの』


『ふりかけさんは単品で、粉薬みたいに食べられちゃって下さいね』


『ざーこ♡』


ふふふ。


さて、どうだった?


ボクの演技は。


ああ、感想は言わなくてもいいよ。


キミの体を見たら分かるからさ。


おいおい、隠しちゃダメだよ。


ほら、なんでうずくまってるの?


立ち上がってごらんよ。


え〜、今は無理??


ふふっ。ざ〜こ♡

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。