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やさしくさわる彼女 《看病》(500字)

大丈夫?


まだしんどそうだね。


朝よりはだいぶ顔色がよくなったみたいだけど。


まだゆっくり寝とくんだよ。


スマホばっかり見てなかった?


本当に?


ちゃんと寝ないとだめだからね。


スポーツドリンクと、プリン買ってきたから、食べられそうになったら言ってね。


え?


唐揚げはだめだよ。


ちゃんと消化にいいもの食べないと、だめだよ。


また風邪が治ったら、作ってあげるからね。


ちょっと、おでこ、さわるね。


うーん。


……まだ熱いかな。


え?


私の手、冷たくて、気持ちいい?


そう? よかった。


もうちょっと、このままがいいの?


うん、分かったよ。


今日はいつもより、甘えん坊さんだね。


ちゃんと、そばにいるからね。


私もね。


小学生くらいの時、こんな風に、おでこに手を当ててもらうの好きだったんだ。


お母さんの手が、すごく気持ちよくてね。


なんだか、こうやって、手をおいてもらってると、安心するよね。


ふふ。


目がとろんとしてきた。


うん、もう一回ねたほうがいいよ。


おやすみなさい。



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