番外編 父
父・猫田ねこまるは普通の会社員。
やはり父も時々神の声でミッションを言い渡されるらしい。
なんでもその神の声がマツタケさんの声なんだとか。
昨日も仕事中にミッションを言い渡されたらしいが、行こうとしたら上司に怒られたそうだ。
仕事が終わってから向かったらしい。父の最初のミッションはコンビニだったそうだ。店員が銃で撃たれるといった殺人事件だ。
父の能力は未来と現在を行き来出来る能力だとか。最強じゃんか。俺なんて自転車の存在を忘れる能力だぞ。能力でもなんでもないやん。
ミッションの内容は犯人を警察から守れ、というものだった。その犯人は日本を背負って立つ俳優になるかもしれない人材だという。父は未来で知り合った仲間とともに犯人を守った。
しかし、父は報酬が貰えなかったそうだ。
そうだよな。おっさんは俺の部屋にいたからな。でもね、貰えないほうが幸せだと思うよ。
父のミッションは多忙らしい。今日は会社を休んだみたいだ。
でも、楽しそうでなによりだよ。
しばらくしてその犯人には素質が無いことが分かって捨ててきたそうだ。
怖いな。
いつものように帰宅し、ご飯を食べる父。
ピンポーン
父「お、ねこが帰ってきたか?私が出よう」ガチャ
玄関先には、ねこではない男が立っていた。
男「おじゃまします」
父(なんてこった、、意識が、遠のく、、)バタッ
なぜか倒れる父