キャットタウンにて
バーン・デイト登場!(*Φ∀Φ)
俺は学校を抜け出した。
また変なのがついてきてる。田楽ピアノさんだ。豆腐を両手に走ってついてきてる。俺自転車やぞ。
「そんなに速く走ると豆腐崩れますよ」
田楽ピアノさんは不思議そうにこちらを見ている。
「何言ってるの、これはキーボードだよ。豆腐じゃないよ?」
「田楽ピアノさん!おかしくなったのか!」
「僕は田楽ピアノなんて名前じゃない!キーボー豆腐だ!!」
田楽ピアノじゃないだと!こっちの世界ではキーボー豆腐なのか!?マーボー豆腐か!
やっと着いたぞ、キャットタウン!
キーボー豆腐さんは途中で走り疲れて「歩いていく」と言っていた。
一体何があるっていうんだ!
(三階の映画に行け!)
エスカレーターかエレベーターどっちで行こうかな。ええい!迷ってる暇はない!
どっちにしよう。
(エスカレーターで行け!じれったいやつだな!)
じゃあエレベーターで行こ。
(お前、私のこと嫌いなんだな)
俺が乗ったら次々と乗ってきた。犬を連れた変な格好の女。赤い頭巾を被った少女。うさ耳カチューシャのセーラー服おじさん。幽霊。裸の男。刑事らしき人。それとお相撲さんが3人。重量オーバーじゃ!何人乗るんや!となりのエレベーターガラガラじゃないか!
なんとか三階に来れた。でも!出れん!
そのまま屋上まで来てしまった。
うん?屋上に誰かいるぞ。見たことあるような無いような。
近づいてみると、この人やっぱり知ってる!テレビで指名手配されてた極悪マフィアのボスだ!確か名前は................バーン・デイト!テレビで見るよりずっと小さい!!
(何やってる!3階だ!急げ!)
「いや、だってこっちのほうが事件でしょ!」
(私は神だぞ!言う事を聞け!)
しょうがない。俺はエレベーターに乗った。
なんと!バーン・デイトも乗ってきた!
「タバコ吸ってもいいかい?お兄ちゃん」
怖っ!でも小さっ!
「ど、どうぞ」
!!........ライターも使わずに火をつけた!
手から炎が出た!
「驚いてるようだな。いいことを教えてやろう。この世界はなんでもありだ。そしてお前が向こうの人間だということもすぐ分かった。」
「........................!?」
(早く三階の映画館に行け!)
仕方ない!マフィアのボスよりも神様だ!
俺は映画館に走った。
(ドラえもんを見たいと言え)
店員さんに言ってみた。
「申し訳ありません。ただいま整備不良が見つかってしまいまして、ドラえもんだけご覧になれません。トランスフォーマーなどいかがでしょうか。」
(だろ?事件だろ??ドラえもん見れないんだぞ!店員に文句を言え!)
「ふざけるな!」
(!?)
店員「!?」
「わざわざここまで来てやったのに!こんなことで!俺の時間を無駄にしやがって!!!」
(ごめん!調子に乗った!)
店員「申し訳ございません!申し訳ございません!」
なんで店員さん謝ってるんだ?
(自分のセリフを見直してみろ)
ほんとだ。店員さんに怒ってるように見える。店員さんごめんね。
「神様死ね!!!」
(死ねって言われた........まさかお前に言われる日が来るなんて........うっ、、うっ、、うわぁーん!!うわぁーん!!)
ほんとにこの世界の人はすぐ泣くんだな。神様までとは。でも今回ばかりは許せん!もう帰る!
と思った頃に田楽ピアノさんが来た。
「ねこ!やっと着いたよ!」
「おせぇよ!!」
俺は家に帰った。また11時だ。