しょしんにかえる?
先輩を異世界の教会で生き返らせた私たちは、異世界にあるアジトで会議を始めた。
「大事なことを忘れていたわ」そう先輩を四つん這いにさせてその上に座って足を組んでいるみかかさんが言った。
「あの〜〜」
「椅子は喋らない!」
「…。」
先輩は前回の騒動の落とし前として、今日の会議ではみかかさんの椅子だ。ちなみに先輩の恥ずかしいビデオはネットに流されるのを先輩が楽しみにしていたので消去しました。
「大事なことってナ〜ニ?」小さく手を上げいくるみちゃんが質問する。
「東陽町のことよ。哲子我々の目標は何だ?」
「えっ異世界から東陽町に帰ること?」いきなり振られて私はそう答えた。
「それは異世界限定の目標だな」「我々の目標は東陽町の知名度向上よ」
「そーいえば」「なんか村おこしみたいダネ」そう言ったいくるみちゃんがみかかさんに首根っこつかまれ、素早く頭にゲンコを数発落とされた。
タイミングを見計らって私が質問。
「でも、ここ異世界ですよ?異世界で普及活動しても意味ないんじゃないですか?」
「確かに意味は無いよ」(無いんだ)
「異世界で広報しても誰も東陽町に来てくれないわ。アジト経由でたどり着く可能性が無い訳じゃないけど、それって我々が連れて行くってことでしょ」
「じゃぁ、なんで」
「それが我々の存在理由だからよっ」(…)
「で、ですからね?早く異世界から元の世界に戻ってですよー東陽町を広めましょうよ」
「いやいや、哲子ちゃんせっかく来た異世界よ、このまま帰っちゃもったいない」
あ、椅子がなんか言った。しかも片手をあげてグッてやりながらこっちにウィンクしてる。椅子の発言に無言でバランスを崩しにかかるみかかさん。
「魔王は哲子がもう会っちゃってるし?我々にはレーザーガンもあるから帰ろうと思えばぶっちゃけいつでも帰れるわ」「それよりも異世界でどこまで東陽町が通用するかやってみるわよ」
「おーっ」(もう意味がわかりません)
「とりあえず哲子はこっちでブルセラショップをやりなさい!」
「えっ?」
「商人なんだし」
「哲子ちゃん頑張って儲けてネ」「店番はおまかせダヨ」
「わかりました。お店ですね」「で、お二人は何するんですか?」
「私は電器屋をやるよ?」
「なるほど」「先輩は?」
「椅子〜」(この人やる気ないんじゃ)
「東西線でも掘ったらどうですか?」私がそう持ちかけると、凄く嫌そうな目を向けられた。
「ま、まぁ私は掘りませんけど」
「へー哲ちゃんは自分がやらないことを人に勧めるんだ〜」
「でも、地下鉄あると便利ダヨ?」「東西線は東陽町のセイメーセン!」
いくるみちゃん達が良いことを言った。
「まぁ、異世界をリサーチしてみるよ。それで?異世界に最適な東陽町を実現していく!」
「うわっ先輩なんか賢そうですね」
「園子、任せたわ」
そう言ってみかかさんは椅子から立ち上がり先輩に手を貸すと。
「おうっ任された」
先輩は立ち上がってそう言ったのです。




