人殺しと人助け
どうも、今人間の真上にいます。
早く通り過ぎてくれよ・・・人間がどのくらい強いかわかんないから怖いんだよぉ・・・
「ん?兄貴、触手の死体が、ん?あっちにはゴブリンの死体がありますぜ?」
「触手の方は・・・核が壊されてるな、ゴブリンの方は魔石は壊されてるが角はある。どっかの新人が置いてったか?まぁいい、もらっておこう。」
へぇ、ゴブリンの角って売れんのか、まぁ触手の俺にはどうでもいいことだけど。
「ん?兄貴、あっちから誰か来ますぜ」
は?この状況でもう一人来たの?早くどっかいけよ・・・
「よし、いつも通り男だったら殺して女だったらヤッて奴隷商に売るぞ」
え?まさかこいつ盗賊的な何かなん?
「・・・男みたいっすね」
「・・・殺すぞ」
そう言って盗賊っぽい二人が男に向かって駆け出していく。
「う、うわあああああああああ!」
男は必死に応戦している。あの様子だとあと数分で殺されるだろう。あとあいつらの動きを見る限り俺より弱そうだ。
「くっ、誰かぁああああああ!誰か助けてくれぇえええええええ!」
・・・
「ぐわあああああっ!」
・・・殺るしか無いじゃん・・・
俺は天井から一気に盗賊のところまで移動。二人同時に背後から首を切り裂く。
【レベルが57になりました】
【進化が可能になりました】
【称号 人殺しを獲得しました】
【称号 人を助けた魔物を獲得しました】
人間は経験値が多く手にはいるらしい。一気にレベルが上った。
「え?」
俺が助けた男は俺を戸惑いながら見ている。そりゃそうだ、雑魚と名高い触手に助けられたんだしな。
俺は男に背を向けて走った。
名前 なし
年齢 0歳
種族 触手(1)〈進化可能〉Lv57 +1
HP 2570/2570
MP 2570/2570
力 2570
耐久 2570
器用 2570
俊敏 2570
魔力 2570
スキル 再生強化Lv8
ユニークスキル Q&A 触手硬化 触手形状変化
称号 異世界転生者 触手 レベリング大好き 同種殺し 人殺し 人を助けた魔物