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――SS――

ペットボトルの二人の『水』

作者: P.N.なの

 明日のサークルの集まり、駅での集合……。あたしはあの人にだけ集合時間を1時間早く伝えた。思いを伝えたくて……。


 あたしは、その嘘の時間より前から待っていた。暑い日。小さい駅、屋根なんかほとんどない。ペットボトルの水が欠かせない。


 嘘の時間、過ぎたけどあの人は来ない。本当の時間、ばれちゃったかな、と思った時、あの人が走ってやって来た。


「はぁはぁはぁ、わりぃ、遅れた……あれ?」


 その必死な姿を見てすぐに、


「ゴメンなさい、ホントは1時間後なの」


と平謝り。


「はぁはぁはぁ……そっか、じゃあ、ちょうどよかった」


 そう言うとあたしの持っていたペットボトルを奪うように取り、一気に半分飲んだ。


 そして、呆気に取られているあたしにそれを返しながら、


「オレ、お前が、好きだ」


……と。あたしも残り半分を一気に飲み干して言い返した。



天宮奏様、依様の『口説かれろ企画』(http://ncode.syosetu.com/n4480br/)に参加しようとして書き始めたのですが、10キーワードも無理でした。そんな作品。

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― 新着の感想 ―
[一言] 感想の感想です♪ 私もお気に入りですよ〜〜♪(*^_^*)
2013/07/12 19:14 退会済み
管理
[一言] 読ませて戴きました♪ お話の内容にキュン♪ 素敵です。 最後は態に会話を無くしてるのですか?私に読み取る力がないのでしょうか…すみません(^。^;) ↓↓ ……と。あたしも残り半分を一…
2013/07/12 19:01 退会済み
管理
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