第05話 ギルドと図書館
なんか今回ちょと量が多くになりました。
定期診断を王都で受けて故郷のユーラインに帰ってきた翌日四人でにギルドに来ていた。そして、受付の女性に冒険者ギルドについて説明してもらった。
ギルドには、冒険者ギルドの他に商業ギルド、工業ギルドなどがいくつかある。
冒険者ギルドは漫画なんかにもあるような感じで街の人が依頼をすることもあれば、国やその街、他のギルドが依頼することもある。
依頼内容は大まかに魔物の討伐、薬草の採取などだ。他にも護衛や公共事業の手伝いなどいろいろある。
冒険者ギルドは数あるギルドの中で最も所属者の多いギルドであり、最も死亡率が高いギルドである。理由はいわずもながら魔物との戦闘での戦死が多い。
そして各ギルドに力のランクとはまた違ってギルドランクが作られている。ギルドランクはE~Sのランクで決められており、その中でSランクはこの世界で10人しかいないらしい。これはCランクの人数ではないらしい。なぜギルドランクがあるかというと力の検査だけでは測れないものもあるからである。
例えば、経験や知識、技、性格などだ。これは力の検査では調べることができない。そのため冒険ギルドのランクを個人の戦闘能力としてみる国が多い。
「・・・・・・・・というくらいですかね。」
やっと受付の女性の長かった説明が終わった。
「何か質問はございますか。」
受付の女性が聞くと
「「「・・・・。」」」
俺以外の他の三人はないようだ。しかし俺は、
「Sランクの人は、Aランクの魔物を一人で倒せますか。」
「そうですねぇ。・・・・・時間はかかるとも思いますが倒せると思います。」
「そうなんですか!。」
受付の女性―――もうめんどくさいお姉さんでいいや―――の答えに少し驚いた。なぜなら、神様に聞いた話では力がBランクが一人かCランクが十人はいると言っていたのをおぼえていたからだ。だから、お姉さんの答えにまた疑問をぶつけた。
「Aランクの魔物は力がBランクでなければ倒せないと思うのですが?」
「そうですね。原則としてAランクの魔物を倒すことができるのはBランクだけと言われていますが、さっき説明した力の検査では、測ることのできない技能によって倒せる判断しました。実際に倒した方も知っています。」
「そうなんですか。」
俺はお姉さんの言葉に頷いた。神の言っていたことは、力以外の技能を持っていなかった場合のことだったのか、と自分で納得した。
「ありがとうございます。」
と答えてくれたお姉さんにお礼を言った。
「いえいえ。・・・・・それではギルドの登録を致しますか。」
「「はい。」」
と俺と姉ちゃんが答えた。
「それではこの紙に必要事項を書いてください。」
お姉さんが渡してきた紙に必要事項を記入している。
その項目は、名前や年齢など個人のことばかりであった。そして記入し終わった紙をお姉さんに渡した。
「・・・・では、ギルドカードをお作りしますのでその料金として銀四貨枚、二人合わせて銀貨八枚となります。」
「はい。では、これでお願いします。」
「金貨一枚ですね。・・・・・・ではお釣りの銀貨二枚です。・・・・・・ギルドカードを作るのに少々時間がかかります。」
「どれくらいかかりますか?」
「そうですね。明日のお昼にはできています。」
「わかりました。では、明日の一時頃また来ます。」
と言って俺たちはギルドを出て行った。
「次は図書館に行きましょうか。」
と母さんが切り出した。
「そうだね。行こっか。」
と父さんも言って図書館に向かった。
◇ ◇ ◇ ◇
図書館に入ると俺は驚いた。なぜならとてつもない本の数だったからだ。前世でいったことのある図書館の本の数と比べると五倍くらいの量があるように見える。しかし、王都の図書館の本の量はこれの二倍はあるらしい。
「すごいなぁ。・・・・・さすがに図書館の説明をしてくれる人はいないよねぇ。」
「さすがににね。司書さんなんかもいると思うけどこれだけ広ければ無理じゃないかなぁ。」
俺がつぶやいた言葉に父さんが答えた。
「じゃあ。魔法に関する初歩の本がどれか聞いてみましょ。」
といい図書館の貸出を管理しているところに行った。そして聞いたところ四人でに向かい、目当ての本を見つけると空いている椅子に腰掛けて読み始めた。
魔法とは、魔力か神力、気力がFランク以上あるものに使えるものである。
その中でも魔力を持つ者が通常魔法――火水地風など四大魔法の他に氷や雷そしてその六つの上位に位置している光と闇――を使う。そして使う魔法の力によって下級魔法、中級魔法、上級魔法、神話魔法が存在する。
対して神力を持つ者は精霊を使役する精霊魔法を使う。精霊魔法も通常魔法と同じ八種類の精霊がいる。そして精霊にも下位精霊、中位精霊、上位精霊がおり、その上に存在する大精霊と呼ばれる精霊が存在する。さらにその大精霊を従える精霊王がいると言われている。しかし、その精霊王を見たものは歴史上で誰一人いないらしい。
しかし、魔力によって精霊を扱える者も過去にはいたらしい。逆に神力で通常魔法が使えた者もいたらしいためはっきりとしたことは分からない。しかし、多くの人は魔力で通常魔法、神力で精霊魔法を使う。
魔法の威力は魔力や神力の他に精神力で上げることができる。つまり同じ魔力や神力を持つものでも精神力で優劣が生まれるのである。
そして通常魔法を扱う者の中でごくまれに空間魔法や転移魔法、毒魔法といったどの種類にも属さない魔法が扱える者もいるらしい。なぜかはまだ分かっていない。
最後に気力は、無属性魔法と呼ばれる魔法が使える。おもに身体強化などである。そのため剣技や格闘術を使うものに重宝される。他には鑑定などがある。気力では無属性魔法以外使うことはできない。それにこれは精神力に影響されない。
一般的に通常魔法を魔法、精霊魔法を精霊術、無属性魔法を強化と呼んでいる。
と、ここまで読むと
「魔法にもいろいろあるんだなぁ。」
と俺はいった。元々身体能力なんかは化け物じみてるから魔法(通常魔法と精霊魔法)を学ぼうと考えていた俺にとっては、なかなか難しそうであった。特に今は魔力がEランクであるからどの程度つかえるか悩んでいた。
「そうね。ところで二人は魔法を使いたいの。それとも剣や格闘技を使いたいの。?」
と母さんが聞いてきた。
「僕は、魔法を使いたい。」
(・・・・・・身体能力が高いのはもう勘弁だし。)
などと思いつつ答えた。
「私も、魔法が使いたい。」
と姉ちゃんも答えた。
「そっか。ならどちらかというと図書館にお世話になりそうね。」
と母さんが言った。
「じゃあ。今日はしばらくここで時間を潰そうか!」
と父さんが提案した。
「「はい。」」
と俺と姉ちゃんが答えた。そしてそこから四時間ぐらい魔法に関する本を読みあさっていた。
調べてみると新たなことがわかった。
通常魔法は、だいたい魔力がF~Eランクだと下級魔法、D~Cランクだと中級魔法、Bランクで上級魔法。神話魔法を使うにはAランク以上が必要とされているらしい。現在、神話魔法を使うことができるのは四人て各国に一人ずついるらしい。
他にも魔法を使うには『詠唱』が必要である。詠唱とは魔法を使うときに必要な呪文である。しかし、熟練してくると詠唱を使わずに魔法を行使することができる、これを『無詠唱』という。過去無詠唱ができたのは中級魔法までである。
これらは精霊魔法にもいえることである。しかし精霊魔法の場合神力がF~Eランクだと下位精霊、Dランクで中位精霊、Cランクで上位精霊とされている。もちろん精霊魔法も『詠唱』が必要とされているが『無詠唱』が出来る者もいる。
しかしこれはあくまで基準とされているだけである。その証拠にDランクで大精霊を召喚した者いたとされている。逆に、Cランクでも下位精霊しか扱えない者もいたらしい。
その理由として、精霊には意志があり使う精霊術師が気にいているかいないで差が生じるらしい。
ここまで読み終えるとあたりはすっかり真っ暗だった。時間としては午後7時半だった。四人ともかなり読みふけっていたようだ。
「そろそろ帰ろうか。」
と父さんが言うと。
「「「はぁぁい。」」」
と三人が返事をした。
家に帰るとお婆ちゃん?が家で働いていた。
「あら。おかえりなさい。・・・・随分遅かったわね。」
「ただいま。・・・・ごめん、母さん、図書館でよみふけっちゃって。」
「ごめんなさい、お義母さん。・・・・手伝いますね。」
「ゆっくりしていいのに。・・・・ありがとう。」
と両親とお祖母ちゃんが話している。
お祖母ちゃんである、セーラ・ローレンツである。年は今年で47歳になるらしいが見た目てきに言うと20代後半に見える。黒髪美人だ。今はここ、居酒屋兼喫茶店で働いている。広さはそれほど大きくなくカウンターとテーブル席を合わせてだいたい20人が入れるぐらいだ。
お祖父ちゃんは、僕が生まれる少し前に病気で他界したらしい。元々ここはお祖父ちゃんが経営していたが今はお祖母ちゃんが切り盛りしている。
「おかえりなさい、エリカ、カイト。」
「「ただいま。」」
と言って今日勉強した魔法の練習をしようと俺は自分の部屋へ行った。
◇ ◇ ◇ ◇
カイトが自分の部屋に入った頃レオとエリスとセーラは、今日のことについて話していた。
「カイトは随分とはりきっていたようね。」
とセーラが言った。
「はい。魔法に興味があるようで今日も図書館で魔法の本をずっと読んでいましたから。」
「そうなの。」
「はい。さっきまでよんでました。」
とレオ、セーラ、エリスが話す。
「ギルドの方はどうだったの。」
「明日の昼頃にギルドカードができるので1時ぐらいにとりにいこうかと。」
「そう。そのころはさすがにお客さんが多いからどっちかが手伝ってほしんだけど。」
「それじゃ。私が手伝いますよ。」
「ありがとう。エリス。」
◇ ◇ ◇ ◇
四人が会話していた間、カイトは今日読んだ本を元に魔法を試していた。
「まずは、下級魔法から始めようか。まずは・・・」
「求めるは火の伊吹 ファイアボール」
そう唱えると手のひらに火の玉がでてきた。大きさはだいたいハンドボールくらいの大きさだった。
「よし出来た。 次は・・・・・・面倒くさいから。」
「無詠唱でほか全部。」
そう念じると水、風、土、氷、雷、光、闇のすべての玉が出てきた。
「よし。一応すべての属性は使えるみたいだな。・・・・・他にも色々試してみよう。」
こうして魔法の訓練をして今日は過ぎていった。
◇ ◇ ◇ ◇
翌日の午後1時頃俺と姉ちゃんと父さんはギルドカードを受け取るためにギルドに来ていた。受付には昨日のお姉さんがいた。
「こんにちは。」
「あ、こんにちは。ギルドカードですね。出来てますよ。」
「ありかがとうございます。」
「最後に、ここに持ち主の血を垂らさなければいけないのですが」
「そうなんですか」
「はい。」
お姉さんの説明として、ギルドカードには力の検査と同じように七項目と冒険者に必要な項目である技、感などが血によって調べられるらしい後、称号なんかも持っている人はついてくるらしい。
しかし、ギルドカードに記載されている項目は本人か本人が了承した相手にしか見れなくなている。
お姉さんの説明を受けて俺と姉ちゃんは針で指を刺すとギルドカードに血を垂らした。
「これで、ギルドカードは完成です。・・・・・・言い忘れていましたがギルドカードはランクによって色が違います。」
説明のよると、Eランクが白、Dランクが赤、Cランクが青、Bランクが緑、Aランクが銀、Sランクが金となっているらしい。
これは、ランクによっていろいろな特典があるらしい。まあ今はいいや。
「そして、ギルドカードをいかなる理由であろうと紛失すると再発行には、金貨10枚が必要になりますからご容赦ください。」
「高いですね。」
「そうですね。それなりに高価なものですから。何度も紛失されては困りますから。」
「分かりました。」
「それと依頼を受ける場合はギルドカードを持って来て下さいね。もちろん、任務完了の時も」
「分かりました。」
と言って受付から離れていった。
「これから二人はどうしたい。」
「僕は、図書館に行きたい。」
「私は帰って学校の勉強がしたいわ。」
「そっか。じゃあ一度に帰ってそれから図書館に行こうか。」
「「はぁぁい。」」
こんな日々を俺は過ごしていた。
展開の仕方がわからなくなってきたので次回は12歳になったとこから書きたいと思います。