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チートすぎる主人公が異世界で  作者: taka
第一章 プロローグ
3/7

第03話 5歳にて

なんかだんだん書きたいことが分かんなくなってきたよ。

恥ずかしい乳児期を過ごしていた俺、渡部海斗いや、今はカイト・ローレンツである。

俺も今や5歳になった。

前世と違って普通に過ごしてきた。事実荒事も何もなかった。

新しい僕の家族は、とても優しく、お父さんであるレオ・ローレンツは毎日自営業の酒屋で働いており、母さんであるエリス・ローレンツもその手伝いをしている。

定休日の日は、いつも一緒に遊んでくれるし、姉であるエリカ・ローレンツも俺を可愛がってくれるそんな三人が俺も大好きだった。


5年も過ごしているとこの世界のこともだいたい分かってきた。

例えば、この世界でのお金は、銅貨、銀貨、金貨、白金貨、閃貨の5種類である。

価値的にいえば、銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨10枚で金貨1枚、金貨100枚で白金貨1枚、そして白金貨100枚で閃貨1枚となっている。

前世で言うと銅貨が100円、銀貨が1000円、金貨が10000円、白金貨が100万円、閃貨が1億円である。

そして、一人当たりの平均月収は金貨30枚である(一般人で)。つまり、だいたい30万くらいである。

このあたりは前世とあまり変わっていない。

他にも日曜日から土曜日まで一週間は7日とされているし、1年は365日とされている。季節も日本と同じように四季がある。野菜も肉も知っているものが多い。しかし、特別な薬草があったり、魔物の肉を食べたりする。


その他に魔物の身体の部分が武器の材料になったり、薬になったりすることもある。

特にランクの高い魔物は良いものが多い。


他にもこの世界には、亜人と呼ばれる人間とは別の種族もいる。

例をあげるなら、獣人、エルフ、ドワーフなどである。

亜人は、人間より優れた力を持っていることが多い。

獣人は身体能力(主に筋力他に聴覚、嗅覚など)、エルフは魔力、ドワーフは知力や武器の製造技術などである。

亜人を差別する人もあるが、優遇している国が多い。

しかし、エルフ寿命が300年ぐらいあるので人間との交流をあまり持たず森に住んでいることが多い。


次に俺が生まれた国は「ユーリアス王国」と呼ばれる国の二番目に大きい町「ユーライン」である。

この世界には、こういった国が4ヵ国存在しているその中でユーリアス国は一番治安が良く力としては3番目と言われている国でり約7億人が住んでいる国である。

その他の国は、力が全てと考えていて力として1番強いとされていて治安が悪い、人口が6億人の「アメリア帝国」、研究者や技術者などを多く輩出し力としては一番弱いとされていて頭が一番良く武器づくり(これはドワーフが多く住んでいるため)なども盛んに行われている、人口が3億人の「エドニア王国」、神などを信仰し特に魔法使いを輩出して力として2番目とされていて人口が4億人の「ドレアス教国」である。

この力の関係は各国にいるBランク以上の者がいないためCランクの数できめられている。1番のアメリア帝国は四人、2番目のドレアス教国は三人、3番目のユーリアス王国は二人、最後のエドニア王国は一人となっているため実際はどうかわからない。


その他にもどの国にいても5歳になるとその年から20歳まで毎年病院で適正診断を受けることが義務付けられている。

その内容は、筋力、知力、魔力、気力、神力、素早さ、精神力、運、と言った7つの項目を診断される。

なぜなら、力は5歳ぐらいから発現すると言われ、20歳で力が定着すると言われているためである。

そしてその中の4つ以上がFか、2つ以上がEか1つでもCランクなら力を持っている総合Fランクと判断される。

他のランクもそうであり、4つ以上の同じランクか、2つ以上の1つ上のランクか1つが2つ上のランクを持っているかで総合ランクが付けられている。


その力の発現のほとんどが遺伝によって左右されている。

そのため、高い力を持つ者が高い地位を持つことになっている。

例を挙げれば、今のユーリアス王国の国王であるカリアン・ユーリアスはこの国の二人の総合Cランクのうちの一人である。

他の一人もこの国の筆頭貴族の出身でいて国で最強と呼ばれているらしい。

そのほかの王族や貴族はほとんどが総合Dランクである。

しかし、ごく希に一般人から力を高い持つ者が生まれたり、高い力を持つ両親(貴族など)から力を持たない者が生まれたりする。

その場合、前者は天才と言われるが、後者は落ちこぼれとして勘当されることが多い。



そんな中、俺が生まれた家は、両親とも総合Eランクと力としては中の中ぐらいの力を持っていた。

そして、今日は、俺が初めて適正診断を受ける日である。そのため診断を受け持っているこの国で一番大きな病院に来ていた。

他の国はどうか知らないが、これは王都から離れている町や村も国が必要経費を出してくれるからである。

一歳年上の姉であるエリカは、今年で二回目となる。

話に聞くと去年は、7項目の内3つがDランク、4つがEランク、つまり総合Eランクと診断されたそうだ。

これは、5歳の中ではトップレベルらしい。確か、12歳から本格的に力を持った人のため学校がはじまり、12歳でEランクの人は、学校の三分の一だったから確かにすごいのかな。

そのため、両親は、それなりに喜んでいた。

そして今年の結果は、7項目の内4つがDランク、3つがEランク、つまり総合Dランクと診断された。

これは、周りにいた人も驚いた。総合Dランクは一人前と呼んでいいほどの力を持っているとされているかだ。つまり、お姉ちゃんは6歳で一人前といえる力を持ったことになる。


「お姉ちゃんすごいね~。」


と僕が言うと


「ありがとう。カイト。」


と、俺の頭を撫でながら笑顔で答えた。そして、


「次はカイトの番ね。いってらっしゃい。」

「うん。いってきま~す。」


と言って俺の診断が行われた。


(確かDランクぐらいに設定したはずだけど、あの評価基準なら俺もDランクなのかな。)


などと考えながら診断を終えると

両親と姉といっしょに診断結果を待っていると


「カイト・ローレンツさん。」


と看護師に呼ばれたのでそのまま4人で呼ばれた部屋に入ると男の先生がいた。そして


「カイト君の診断結果は、・・・・・・」


なんか驚きを隠せないような口調で


「7項目すべてがDランクですので総合Dランクということになります。」



「「「・・・・・・・・・・・・・・・。」」」」



それを聞いた三人が固まっていた。


「それってすごいの。」


と俺が聞くと


「5歳でDランク。これはここ100年でていなかった結果です。」

(・・・・・・・・・・はぁ。こんなことなら全部Fにしておけばよかったなぁ。)


などと考えていると


「おそらく、将来はCランクいや、Bランクになれる可能性が高いと思います。それは、お姉さんにもいえることですが。」

(まぁ。実際はAランク――『創造する力』を神様に与えてもらってからSSSランクっだけ――なんだけどなぁ。)


などと考えてると先生の言葉に


「「そうなんですか!!!。」」


と両親が驚いた声で聞き返すと「Eランクなだから知っとけよ」と思っていると、


「はい。・・・ですからもしこの二人を決闘者デュエリストにしたいのであれば、早くから訓練をさせることをおすすめします。」


と先生が答えた。決闘者とは力を持ったFランク以上の者で力で生計を立てている人を指す言葉である。


「あまり決闘者にはなってほしくないのですが、力は使えたほうがいいと思います。」


と父さんが答えると、


「確かに、決闘者、特に冒険者ギルドで働いている方は、死亡率が高いですからね。しかし、二人共これだけの才能を持っているのですから決闘者にならないにしても力を磨くことをおすすめしますよ。」


と先生が言うと


「私も力の訓練はしたほうがいいと思います。」


と父さんを見ながら母さんがいった。


「確かにそうかもしれないな。」


と父さんが渋々納得しながら言った。


「しかし、僕たちは、二人共Eランクで訓練と言っても学校で教えてくれた程度ぐらいしか、教えれませんが?」

「では、冒険者ギルドに行ってはどうですか。あそこには、訓練場のありますし、勉強ならば図書館に行かれてみてはどうですか。」


と父さんの質問に答えた先生である。


「そうですね。ありがとうございます。しかし、このことはあまり広めないでいただけませんか。」


そう言うと


「どうしてですか。」

「こういってはなんですが、貴族や他の方から目をつけられると思うので。」

「その可能性はありますね。しかし。国王には報告しなければいけません。」

「分かっています。ですから王にもあまり広めないように言っていただけませんか。」

「分かりました。国王にもそう進言しておきましょう。国王も若い芽を摘もうとは考えないでしょうから。」

「ありがとうございます。・・・・・・・では、今日はこれで失礼します。」


と四人は診察室をあとにした。

そして、四人が止まっている宿「憩いの木」に戻ってきた。


「二人ともDランクかぁ。喜ぶ事なんだろうね。」

「そうね。でもこれからどうするの?」


と親二人で話していると、


「二人はどうしたいの?」


と母さんが姉さんと俺に尋ねてきた。


「私は、力を磨きたいと思ってる。」


と姉さんがモジモジしながら答えると、


「僕も、力があるならそれを磨いて使いたい。」

(前世ではあまり意味がなかったけど、この世界なら力があればそれなりにいいことはあるだろう。特に前世にはなかった魔法は勉強したいしね。)


と思いながら俺は、はっきり答えた。


「そっか。なら今日は、ゆっくり休んで家に帰ったら冒険者ギルドか町の図書館に行くことにしよう。それでいい、エリス?」

「ええ。構わないわよ。」


と両親が言った。

そして、今日が過ぎていった。



もう、12歳ぐらいまでとばしちゃおっか。


本気で考えています。

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