98. 装甲車を呼び出す能力
98. 装甲車を呼び出す能力
ハコブは北の峠手前でホワイトベアーを中心にLV上げを行っていた。
その結果、LV121となった。
LV121
・乗り物修理LV9
・材料生成加工 LV9
・燃料補給LV8
・車両収納 LV10
・自転車召喚
・原付召喚
・バイク召喚
・セダン・ハッチバック・SUV・ワゴン・軽トラック召喚
・4t, 8tトラック召喚
・ポン〇ョ召喚
・エアロ〇ター召喚
・ガー〇召喚
・フォワー〇召喚
・アストロ〇ガ召喚
・小中建設機械召喚
・手漕ぎボート、モーターボート、漁船召喚
・モノラ〇ク召喚
・連接バス召喚
・96式装輪装甲車召喚
・弾丸補充LV1
・同時召喚22台
・同時召喚x2
・舗装 LV9
・擁壁 LV4
・教習 LV6
・建材 LV5
・トンネルLV2
(ん?)
96式装輪装甲車?? 弾丸補充LV1???
ハコブは、峠道の安全なところまで移動し、
ポン〇ョを収納し、96式装輪装甲車を出してみる。
目の前に迷彩色をした、装甲車が現れた。
(お~マジか~。)
ハコブは少しうれしかった。
最近建設機械では、少し戦いづらいと考えていたのと、
なぜか、こういうミリタリー車両に興奮する。
後部の開いているハッチから乗車してみる。
左右にベンチの様な席があり、12人程乗車できそうな空間がある。
それと、自動てき弾銃がある。
弾丸はベルトにセットされていて、1回に数えてみると50発撃てるようだ。
ハコブは、試しに崖の反対側の空に向けて撃ってみると、
大きな音とともに、みるみる弾丸を消費し、あっという間に50発撃ち終わってしまった。
ハコブは、能力に弾丸補充と言うのがあったのを思い出し、念じてみる。
すると、ベルトに装着した50発がセットされた形で現れる。
再び空に向かって撃ち、両手でハンドルの様な部分を思いっきり握り、動かしてみると、
装着されている銃を動かすができる。
そんなこんなで、150発を撃ってみて、
再度能力で弾丸をセットしようとすると、出てこない。
(LV1だと、150発までか。)
ハコブはこの日は町に戻ることにした。
夕方、リリーとグランツさんが乗務から戻っており、
ホワイトドラゴン討伐の話をした。
「ホワイトドラゴンか。腕がなるな。」
「さすがにホワイトドラゴンと言うのはちょっと、SSランク昇格モンスターじゃないですか?」
「LV上げで、ちょっとすごい切り札を手に入れてね。」
とだけハコブは答える。
ーーーーー
翌日、待ち合わせをした9時に、フラン北門の前で、96式装輪装甲車を運転していたハコブは、
門の前に停まり、リリー、グランツさんをPickUpする。
「グランツさん、リリー、おはよう。」
ハコブは装甲車から降りる。
「な?何ですか?これは???」
「おお、暗い色に塗られた車だが、バスとは違う乗り物と言うのは分かるぞ。」
ハコブは後部ハッチを開ける。
そして、装甲車の説明をする。
「戦う車ですか。」
「目玉は自動てき弾銃なんだけれど、ここでは危なくて撃てないから、
少し峠道を進んだところで試射しよう。
その前に、リリー、運転を教えるから、
少し運転してくれないか?」
ハコブの能力のおかげか、2時間ほどで、大体リリーは装甲車を運転できる様になった。
3人の乗った装甲車はリリーの練習運転で、峠道を登っていった。