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92.合併して大きくなる商会

92.合併して大きくなる商会


ハコブは連接バス運転手候補の12人の御者の教習を行っていた。


教習は順調に進み、3日目、ハコブの教習LV5の能力もあってか、

誰もがもう、運行業務にすぐ入れる状態まで上達していた。


その様な中、

ブライトから、


「この町の侯爵に会ってほしい。」


との連絡が入る。


ハコブはこの瞬間、

(断ってはダメな奴だ。)

と思った。


翌日、ハコブはガンツと共に、商会の馬車で侯爵の屋敷に向かう。


屋敷城壁が見えてきて、南門の前に到着する。

ガンツは、侯爵に呼ばれている旨、門番に伝えると、城壁の中に入る。


屋敷はちょっとした丘の上にあり、馬車で坂道を登っていくと、

ドリノ市街がよく見える。


馬車は屋敷の前の門で停車する。


そこには、執事の様な男が立っていて、

屋敷内に案内される。


玄関は大きな吹き抜けホールとなっており、

ロラン侯爵の屋敷とどこか似ていた。


執事には1つの部屋に案内される。

ドアを開けて中に入ると、そこには、女性が1人いた。


「私が、侯爵のエリザベスだ。」


ハコブは女侯爵と言うことに驚いた。


「こ侯爵様、ご、ご機嫌…」


「普通に話しても大丈夫だぞ、私はそう言うのは好かん。」


侯爵は一息置いてから、


「今日其方を呼んだ目的であるが、ドリノ中央交通商会と合併をお願いしたいのだ。」


ハコブはガンツの顔を見た。


自分の商会をこのような形で合併するガンツの様子を確認したが、

特に嫌がるような表情は見せていなかった。


「人の流れや物流は、領土の経済を活発化させ、発展させることができる、

重要な点であることは認識しておる。だから合併を提案しているのだ。」


「しかし、私どもの商会は、ハイラ州に本部を置いております。

ロラン侯爵の許可が…。」


「それなら問題無い。

合意済みだ。クレメント交通商会とも合併するのであろう?」


(そんな話まで知っているのか、この侯爵は。)

とハコブは思う。


「両侯爵が合意済みだから問題ない。」


(これは引き下がれない奴だ、と認識し)


ハコブは了承することにした。


侯爵の屋敷を出てから、

4日延長してドリノに滞在することし、

ドリノ交通商会の財政状況や組織情報、路線と運行馬車など、

情報のすり合わせをガンツやブライトと行った。


そして、取り交わし文書にサインをして、

フランに戻ることになった。


ーーーーー


フランに戻ると、マルクさんが侯爵の命令で、

クレメント交通商会と合併の取り交わしを行っており、

ここにフラン交通商会は、14路線を持つ、巨大な州をまたいだ交通商会となった。

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