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70.駅馬車乗り場で屋台を開く

70.駅馬車乗り場で屋台を開く


ハコブは、マルクさんに1つ提案をした。


「最近ここ、駅馬車乗り場を利用する人が増えています。

飲食店や携帯できる食事、飲み物をここで売ったらどうでしょう?

先日、ドルドナさんにも話したんです。」


「ああ、市場の屋台の様なものですか?」


「そうですね。新しい駅馬車乗り場が出来たら、そこに宿の食堂の様な飲食店を作る予定ですが。」


「何か、担当してくれるいい人、いないですかね。」


「それだったら、エリックさんはどうでしょう?」


「そ、そうですね。」


(今泊まっているアンヌさんの宿の弟がいたか。)

と思う。


早速宿に戻り、宿を手伝うエリックさんに話をする。


「実は最近乗客の増えている駅馬車乗り場に屋台を開きたいと思いまして。

待合室で待っている人が食事をしたり、バスの中で食べれる、持ち帰れる食事を売りたいんです。」


と説明する。


「そうですね、持ち帰れる食事は、干し肉とか、乾燥果物とか思い浮かびますが。」


「そんな何日も保存性はいらないんです。サンドイッチなんかどうですか?」


「いいですね。ボボの大葉に包んで出せば、売れそうですね。」


「後は…」


ハコブは、日本のバスターミナルで売っていたメニューを思い出してみる。

(うどん、そばは定番だったな。

ある地方のバスターミナルでは、カレーが人気と言うのも聞いたことがある。

かつ丼?米がこの世界、今のところないからな。

ああ、米を思い出したら、食べたくなってきた。

それと、ラーメンか。醤油は無いから、これはダメ、みそも。豚骨はいけるか?

海外で、ソーセージにカレーソースをかけたメニューがあるって聞いたことあるな。

あとは、パスタかな?)


「どうしたんですぅか?」


「いや、考え事を。

屋台で出すメニュー、パスタとソーセージのカレーソース掛けにしましょう。」


ハコブは、カレーパウダーがクレメントからの荷物に入っていることがあり、

ドリノから運ばれてきていることを知っていた。


「後は飲み物ですね。」


ハコブは、この世界にワインのガラス瓶に入った水が売られていることを知っていた。

ガス入りの物である。


「瓶入り水も売りましょう。」

と話す。


その後、エリックさんが、試食会を開き、1週間後から駅馬車乗り場に、

屋台を出すことに決まった。

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