表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/340

63.近代的?な商会寮を作ろうとする

63.近代的?な商会寮を作ろうとする


(この地図に寄ると、ここだな。)


その場所は、住宅街の一角で、

3階の長屋が並ぶ、半地下にあった。


ハコブはその半地下の建物に入っていく。


建物の中は、工房と言った感じで、明らかに見た感じ、数名のドワーフが木材を加工したり、

金物細工をしていたり、図面を描いていた。


ハコブはその中の1人に声をかけた。


「おう、なんじゃ?」


「実は、ある建物のリノベーション…改造をお願いしたくて来たのですが。」


ハコブは、この人、いや、このドワーフは誰かに似ていると思った。


「どんな建物だ?」


「旧町庁舎なのですが、商会寮にしたくて。」


「おう、知っておるぞ。」


ハコブは、具体的にどのようにしたいのか説明した。


1階は、食堂と厨房、洗濯エリア、男女それぞれの浴室にしたい。

2階は、女性寮で3階は男性寮。

部屋にはベットを置ける部屋と洗面所、トイレ、簡易シャワー室を完備したい。


ハコブは、手帳とボールペンを取り出し、簡単な見取り図を描く。


「な、なんじゃそれは?」


そのドワーフはボールペンの先を見て驚く。


「どうなっておるのじゃ?これは。」


ハコブは小さいボールが中に入っていて、紙に書くことによって、

このボールが入っている部分からインクが出ることを説明する。


「凄いな、こんな小さなボール、しかも真円率の高いボールを作る技術、見たこともねえ。

それにこの透明の筒だ。」


ハコブは説明に困った。

この世界に石油?が無く、

樹脂の説明がうまくできなかったからだ。


「まあ、ちょっとね。」


話をはぐらかした。


「この依頼、受けさせてもらう。名前は、ボルドナだ。」


ハコブは、特徴あるイントネーションに、あーーっ、と思った。


「もしかして身内にギルマスのドルマンさんっています?」


「ああ、あれは兄だ。」


(兄弟だったーーー。)


明日、弟子と一緒に旧庁舎を見に行くからな。

実際に建物を見て話をしよう。


ーーーーー


翌日、ハコブは、旧庁舎で待っていると、

ボルドナが、2名の弟子を連れてやってくる。


「ボルドナさん、おはようございます。」


「おう。」


ハコブは建物の中に案内する。


玄関を中心に建物は左右に広がっており、

廊下とそれぞれの部屋がつながっている。


建物の中はがらんどうで、家具や机など一切ない状態になっている。


ハコブは、昨日話した通り、食堂と厨房、控室の位置を説明する。

そして玄関の反対側に、男女それぞれの浴室と洗濯エリア、配水室、配電室の説明をする。


「配電室?」


ハコブの能力で出した、バッテリーがショートした時、車同士をつなぐジャンパーワイヤーと、

バッテリー、車両用冷蔵/冷凍庫を出す。


ここにこのバッテリーという箱と、発電装置を置き、各部屋にこの配線の長い物をつないでほしいんだ。

ハコブは実際に冷蔵/冷凍庫と電線、バッテリーをつなぐ。


「ちょっと手を入れてみて下さい。涼しいでしょう?

飲み物や食材などを冷やすのです。」


と説明をする。


「ううむ、凄いな、魔法ではないのだな。」


「はい。」


ハコブは隣の部屋で、水道管を各部屋につなぐことも説明する。


この調子で、2階3階の男女寮の説明を行う。

部屋は男女寮それぞれ10室を準備する。

トイレとシャワー、そして先ほど説明した、水道の配管と、電気ケーブルをつなぐ説明をする。


ハコブは、車の修理用ライトと、スイッチを出し、

部屋の照明として、これを使ってほしい旨も説明する。


「どういった原理なんだ。光魔法じゃなさそうだな。」


「これも先程の電気を通すと光るアイテムなんだ。」


ボルドナの関心はさらに高まった様で、


「ようし、最新の改造をしてやる。」


この日から、旧庁舎を、商会寮に改造する工事が始まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ