61.フラン町内循環路線運航
61.フラン町内循環路線運航
フランの町は、4000人程の町だが、町の大きさは半径5㎞程の円形に近い街だった。
普段、バレットやクレメントに出る門の反対側には、昔、隣の国への街道があったが、
バレット峠の様に、厳しい山道があり、大雨の時その道があちこちで崩落をし、今は使われていない、
町の外の畑に出る専用の門となってしまっていると、
マルクさんから話を聞いた。
ハコブは1つ思っていたことがあった。
この町は結構面積が大きいと。
ハコブは1つ提案をマルクさんにしてみた。
「ポン〇ョで、この町の中を循環運転する路線を開設してみてはどうでしょうか?」
この世界の人は、とにかく良く歩く。4㎞くらい平気で歩く。
しかし、歳をとると自然と行動範囲が狭くなるといった会話を、
バスを運転していて、乗客から何回か、聞いたことがある。
ならば、その様な要望に応えようというのが、
提案のきっかけだった。
ハコブと、マルクさん、エリスさん、クレアの4人は、
その開設する路線について話をした。
「まずは、町庁舎と冒険者ギルド、門入口、フラン中央宿屋前は外せないわね。」
クレアさんが話す。
「あとは、治療院だな。ここはバス路線は外せない。それと、ここ、駅馬車乗り場もだ。」
マルクさんが話す。
「それだったら、農業ギルドと商業ギルド、それとフラン中央市場南と北入口は外せないわね。」
エリスさんが提案する。
最終的に、
フラン町西→西坂場前→農業ギルド→北門前→中央市場北→商業ギルド→町役場→冒険者ギルド
→フラン治療院→フラン中央宿屋前→南門入口→フラン中央市場南→フラン駅馬車乗り場→フラン町西
で決定した。
バスは1台で、1時間毎に運行することにした。
「あと、バスダイヤを組む上で重要なことは…」
「バスダイヤ?」
フランが聞く。
「バスダイヤとは、各バス停を出発する時間だな。
例えば、クレメントやバレット行のバスが出る時間は8時、バレットからのバスが到着する時間は18時。
クレメントからのバスは19時。なので、余裕を持たせて、ここ、駅馬車乗り場に停車する時間は、
7時40分、18時20分、19時20分が良いな。乗り継ぎ接続を考えて。」
「後は、実際にバスを走らせて確認してみよう。」
ハコブの運転するバスで、このバス路線を運航してみる。
すると、町一周65分だった。
「1時間間隔でバスを運行すると、2台必要だな。1方向まわり運転とすると、2台。
乗降時間も見て、余裕を見て80分間隔にすると、1台で運行できる。双方向周りだと4台になる。」
「今は運転手に余裕が無いので、片方向回り、バス停のダイヤを再調整して、80分間隔にしましょう。」
結局1週間後より80分間隔で、路線バス仕様のエアロ〇ターで、フラン環状線を運航することにした。




