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58.フランの町、侯爵を歓迎する

58.フランの町、侯爵を歓迎する


フランの役所は3階建ての石造りの建物で、

バスが到着したころには、あわただしく、

役所の幹部と思われる者が表に出て、

出迎えをするところだった。


「侯爵様、こちらへどうぞ。」


ボルドンが侯爵をエスコートする。


役所の職員は、緊張の面持ちで、侯爵家族を見守る。


侯爵は役所の建物を入り、少し大きな、そして豪華な会議室に通される。

侯爵は役所の幹部が見守る中、


「今回はお忍びなので、そんなにかしこまらなくてよい。

今回、バレットとフランをつなぐ旧道が再開通し、

そこからハコブの運転するバスと言う乗り物で来た。


今まで馬車で2日かかっていた物が、3時間半程で来れるようになった。

この町とバレットとの定期路線も結ぶ。


これから両町の人材と物資の交流が盛んになるであろう。


今回、旧道を通ってみて、バスと言う乗り物がどれだけすごいか、

良く知ることができた。


今後、わが領のバス路線を増やすため、

バスを運転できるものを教育、集めることとする。


私からも助成をする。」


その様な話を侯爵はする。


「あと、街道整備も併せて進めることにする。

これに関しても、働く者に対し助成を出すことにする。」


と、侯爵は町の幹部に伝える。


「冒険者ギルドとしても、最善を惜しみません。」


ボルドンが侯爵に向けて、ギルドとして、協力していくことを誓う。


ちょうどこの時、治療院で入院していた、マリア町長が入ってくる。

リリーに連れてきてもらった様で、

体が不自由な町長を支え、サポートしている。


「このような体で、しかも会議に遅れ、申し訳ありません。」


「良い良い、其方の体の状況は把握しておる。

今回はお忍びで、訪問は急遽決めたことだ。

ゆっくりと休むがよい。」


「侯爵様、ありがとうございます。」


マリア町長は感謝の言葉を述べる。


その後、役所を視察した後、アンヌの宿に侯爵を迎え入れる。

宿の準備は何とか間に合った様で、

アンヌが侯爵に宿の案内をしている。


部屋は、1階離れの大きな部屋を使うということらしい。

あとでアンヌさんに聞いたが、この部屋には、風呂と独立したトイレがあり、

こういった位の高い人を迎える専用室とのこと。


もう夕方になり、暗くなりかけていたが、

ハコブは宿の裏庭で侯爵と息子、そして娘に、

建設機械を出して、今回の旧道整備した機器や、ワイバーンを討伐した機器の説明を行った。


3人共関心を持って、

ブルドーザーやショベルカーの話とデモンストレーションを見ていたが、

ジョゼットがショベルカーを操作してみたいと言い出し、

仕方なく、操作を許したところ、アームや移動回転操作について、

いきなり上手に操作できたのは意外だった。


それから、宿の食堂で、侯爵の歓迎会が行われる。


料理は、バレットからバスで運んだ食材も含め、

セバスチャンも手伝ったそうで、

普段宿の食堂に出ないメニューが並んだ。


ハコブはもちろん、リリーやドルクマ、リラ、ドルマンも参列している。


ドルマンが改めて歓迎の意を述べ、挨拶をしている。


ハコブは、ドルマンさんがこういったことが苦手そうで、

苦労している姿を見て、バスで急遽侯爵がこの町に来ることになり、

申し訳ないことをした、と言う気持ちになっていた。


今後侯爵様の様な、えらいお方が、急にふらっと、来るようになるだろう…。


食事の後、リリー達と別れ、

ハコブは疲れを感じ、久しぶりの2階の自室に入ると、

倒れこむ様に寝てしまった。


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