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48.ギルマス、怒られる

48.ギルマス、怒られる


2人のギルマスとマルクさん、リリー、そしてハコブは、

クローナは自宅に寄り、細剣や斥候道具を準備し、変装衣装に着替えると、

門番を欺いて、町の外に出ることができた。


「元斥候だからね。」


クローナはニヤッとわらう。


町の外に出ると、ハコブの出したバスに乗り、旧道の分岐点に向かう。


「話に聞いていたが、凄いな、この新型馬車…バスだっけ?早いし、車内が広いよ。」

クローナが感心した様に言う。


「運転中は話しかけるな、運転に集中させてあげろ。」

ドルマンが無骨に言う。


その様な中、20分ほどで、旧道との分岐点に到着する。


やはり、胸の高さの草が茂っている。


この時点で道幅は、エアロ〇ターが余裕で通れる太さだったが、

先の峠の頂上付近は細くなるらしい。


ハコブは、バスを旧道の方に転回させ、草を押し分けて進む。


そして、バックし、街道に戻る。


「ちょっと待ってください。」


ハコブは、バスを降り、

ブルドーザーを出す。

そして、旧道に入り、草や岩などをかき分けながら少しすすむ。


「こちらの方が良いですね。ブルドーザーで草や岩をどけたり、

潰したりして進みますので、マルクさんは全員をポン〇ョに乗せて、後をついてきてください。」


とハコブは言う。


「素晴らしいよ、ハコブ。その黄色い化け物、召喚したんだよね。」


クローナは目をキラキラ輝かせて、近寄ってくる。


「その召喚獣のメカニズムには、わくわくするが、今は邪魔するな。」

ドルマンがクローナを抑えて言う。


(さすがドワーフ。ギルマスしているけれど、こういうメカは興味あるのか。)

とハコブは思う。


その後、バスで走るよりも歩みは遅くなるが、

ブルドーザーで道をかき分け、あとをポンチョで追うような形で進む。


途中、ゴブリンが出てくるが圧勝。メイジゴブリンも、バケットでファイヤーボールを防ぎつつ、

バケットの爪で一撃。

レッドボアや、ダークベアーも同様に、ブルドーザーで倒していった。


ちらっと、後ろのポン〇ョを見ると、フロントガラスに興奮しているクローナさん、

それを抑えるドルマンさん、迷惑そうに運転するマルクさん、

前ドアの近くであきれて、クローナを見ている、リリーが見えた。


リリーたちが、倒したメイジゴブリン、レッドボア、ダークベアーをバス内に回収し、

その間も、道を整備していくハコブと言う構図になっていた。


この日は6㎞程こうした道の整備を進めたが、

暗くなってきたため、5人はポン〇ョで、バレットの町に引き返す。


運転をハコブに変わり、バスを冒険者ギルドの裏口に付ける。

そして、クローナが中に入っていくと、

怒鳴り声が外にまで聞こえてきた。


「ギルマス!何やってんですか?またサボりですか?」


「いや、この町の安全を守るために旧道のモンスターを倒しにね…。」


「それは冒険者の仕事です!ギルマスの仕事ではありません!!」


「たまには、視察と言うことで…。」


「ギルマスは毎日と言う言葉が「たまに」なんですか!」


ちょっと不安になってきたので、

ドルマンと一緒に、ギルド内に入る。


クローナは1人の女性に怒られていた。


その女性は、こちらに気が付くと、

「あっ、ドルマンさん、お疲れ様です。」

と挨拶をする。


話を聞くと、この女性は、レネットと言い、この町の副ギルマスをしていて、

フランで元ドルマンさんの部下だったらしい。


「このサボり魔…いやギルマスがまたどこかに行ってしまって、

侯爵との報告会等、いつも私が対応しているんですよ。」


と言う。


「今日は、旧道の復旧にクローナも付いてきたんだ。

討伐した魔物は、新型馬車の中にある。

夜遅い中悪いが、運んでもらっていいかな。」


「はあ、分かりました。」


レネットは、解体職員を何名か招集し、

メイジゴブリン、レッドボア、ダークベアーをバスから降ろし、

解体場へ運んでいく。


「討伐は…。」


「ハコブが倒していたよ。」

ドルマンさんが言う。


「はあ、ギルマスじゃないんですね。

ハコブさん、明日、報酬を渡しますので、表のカウンターに来てください。」


と、レネットは言う。


「ああ、今日は遅いから、解体は明日で良いと思うぞ。」

とドルマンが言う。


「わかりました。」

と、レネットは返事をする。


全て、討伐したモンスターとクローナを降ろした後、

4人は、宿に戻った。


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