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47.2人のギルマス

47.2人のギルマス


東駅馬車乗り場は、バス3台が転回するにはぎりぎりの大きさの駅馬車乗り場だった。


馬車の整備車庫は、エアロ〇ターが1台、ギリギリはいる大きさで、

隣の待合室県事務所は大きく、新しく作られた、と言うよりは、

昔からあった何かの施設が転用された感じだった。


「ここはとりつぶしになった元傭兵ギルドの跡地を利用した。

先程の馬車転回場は、訓練場の跡地だ。」


ゴードンが説明をする。


ハコブは納得する。


この駅馬車乗り場は、小さな商店が並ぶエリアにあり、

駅馬車乗り場の前の通りは、にぎやかとまではいかないが、

人通りは途切れない。


「馬車の運行は1週間後からだ。」


ハコブはマルクと少し話す。


「フランを朝7時出発として、ここまで、5時間半。

12時半がバレット到着、そうした場合、14時がバレットの出発時刻が良いと思います。」


と提案を受ける。


その内容をゴードンに話す。


「まずは週3便、14時バレット出発時間でお願いします。」


「わかった。」


東駅馬車乗り場で、ゴードンと打ち合わせを行った後、

冒険者ギルドに寄る。


ギルドの建物に入ると、中にいた何名かの冒険者にドルマンとリリーが声をかけられる。


「人気ですね。」


「いや、フランのギルマスが、ここにいるので、珍しがって、話しかけられただけだ。」


「私は、ここのギルドを拠点にしたことは無いが、ドルマンはクローナと仲間だったからな。」


ドルマンが話しかけられている間、リリーに話を聞くと、

ドルマンはパーティーで戦士をしており、

そのパーティーでクローナは斥候だったらしい。


ドルマンは、受付で、


「クローナの奴はいるか?今朝、会う約束をさせられてな。」

という。


「しょ、少々お待ちください。」


受付の担当は慌てて奥に入っていくと、すぐに戻ってきた。


「ギルド長室は、…」


「わかっておる。」


ドルマンを先頭に2階に上がり、ギルド長室に入っていく。


「クローナ、…はいるな。」


「ドルマンらしいね。話は聞いているよ。フランとバレットの路線を開設するそうだね。」


「相変わらず、情報が早いな。」


「まあね、今朝話した話は、その路線開設に朗報の話だよ。

路線開設で、距離を短縮できると言ったらどうかな?」


「ああ、旧道か。」


「そう。旧道のワイバーン、倒してほしいんだ。

最近、バレット峠のワイバーン、この町にも飛来してね。」


「それはギルドからの緊急依頼と言うことなのか?」


リリーが口をはさむ。


「まあ、そう受け取ってもらってもいいよ。」


「ギルマス、あ、ドルマン、この依頼受けるよ。」

リリーが言う。


「そうだな、ハコブやマルクにとってもいい話だ。

フランとバレットの短絡路を使えれば、時間短縮になる。」


「あの草ぼうぼうで、あちこち崩落して細い道も復旧してくれるのかい?」


「まあ、ハコブの力があれば、大丈夫だ。」

と、なぜかドルマンが答える。


「ハコブ、これは、フランギルドからの緊急依頼だ。

バレット峠の旧道整備依頼だ。

アレを使えば、大丈夫だろう?」

とドルマンはドヤ顔で言う。


「まあ、旧道の様子を見に行きましょう。」

ハコブは答えた。


「私も行くよ。」

クローナが言う。


ギルドの裏口から、

2人のギルマスとマルクさん、リリー、そしてハコブはこっそりと出て、

旧道に向かった。

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