21. ハコブ、給金をもらう
21. ハコブ、給金をもらう
ハコブは、バスを転回場の乗降エリアに停車させ、
切符を回収しながら乗客を降ろす。
乗客からは、感謝と、また利用したい旨の感想が聞かれ、
それがハコブはうれしかった。
乗客を降ろすと、エリスさんがバスに乗り込んできて、
「お疲れさまでした。」
と言ってくれる。
クレメント町で受け取った荷物を2人で下ろし、
荷物票と預かったお金を渡す。
その後、バスの整備と燃料の補給を行っていると、
エリスさんから、今回の分の給金をもらう。
「金貨150枚になります。」
ハコブは金貨の入った袋を渡される。
「ありがとうございます。」
と、お礼を言う。
「ところで、マリアンヌさんから、
峠のワイバーン対策で、冒険者の車掌を雇った方が良い、
とアドバイスがあったのですが。」
エリスさんが少し考えた後、
「そうね。運行本数が増えると、遭遇率が高くなるから。」
話を聞くと、数か月に1回、目撃情報があるらしい。
「よかったら、冒険者ギルドに話をしてきましょうか?」
エリスさん1人で、全てを切り盛りしなければならず、
その様子を見て、ハコブが対応することにした。
「ハコブさん、ありがとう。」
お礼を言われる。
「あっそうだ。冒険者ギルドに行っている間に、
良かったら、バスの清掃をさせてもらえないかしら。
この馬車の前の方、ゴブリンの体液などで、汚れているから。」
ハコブはOKを出して、
原付で冒険者ギルドに向かった。




