表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/340

20.復路のバス

20.復路のバス


翌日、ハコブは7時に駅馬車乗り場に向かう。

ここの宿屋は、駅馬車乗り場のすぐ裏で、近いから非常に便利で、

(クレメントに宿泊する時、この宿屋にしよう。)

と思う。


マリアンヌさんは事務所で、切符の発券業務をしていた。


(いちいち手書きではなくて、日本の様に、印刷したものを準備できれば良いのになあ。)

と思う。


「あら、おはようございます。」

マリアンヌさんがハコブに気づいて挨拶をする。


「ちょっとバスを点検してきますね。」

とハコブは言い、バスが停めてあるところまで、小走りで向かう。


ハコブは、バスを一周し点検し、エンジン周辺をハンマーでたたいて、

音をチェックしたり、油系の残量も確認する。

する。

異常なしだった。


ハコブは能力で、燃料を満タンにする。


(それにしても、燃料を満タンにした時、少し力が抜けるような感覚がするんだよなあ。)


一通りの点検を終え、マリアンヌのことろまで戻る。


「実は乗客が36人と、荷物が木箱16箱あるんです。」


ハコブは計算すると、5人分の最後尾の席を荷物置き場にして、

座席は29席。7人分足りない。


「あの、木の椅子とクッションを貸してくれませんか?

座席が足りないので、通路に臨時の席を作るんです。」


「後で、荷物と一緒に7脚、運んでおきます。

それと、これは切符の代金です。

荷物の運搬費も入っています。

あと、これは今回運送する、荷物票です。」


ありがとうございます。


荷物と椅子は昨日お世話になった、ベックさんとボルドンさんが積み込み、

椅子の取り付けを行ってくれた。


出発時刻になり、ハコブは、乗客をバスに誘導する。

座席は自由席としている。


今回のお客も、町人や冒険者、役人風の人とか、

色々な人が乗っている。


「これが話に聞いた新型馬車ですか。」


「私先日、治療ギルドの前で見ましたわよ。」


「本当に馬がいなくて動くのかな?」


「これガラスだ。馬車にガラスを使うなんて。」


等々、いろいろな感想が飛び交っている。


「それでは発車します。」


ハコブは運転手席の窓を開け、外にいたマリアンヌさんに、

手を上げて感謝する。


「ありがとうございます。それでは行ってきます。」


ハコブはバスを走らせ、門の所まで来る。


門番に情報が行っていたのか、

特に問題なく、町の外に出ることができた。


バスは町の外に出ると、60㎞/h程の速度で進む。


乗客も、揺れが少ないとか、速い、とか、驚きの声が聞こえる。


バスは坂道の所まで来て、速度を落とす。

統計上、と言っても、まだ1往復半しかしていないが、

ここの山道の区間、ゴブリンや角ウサギなど、

ちょくちょく出没する。


今回も例外にもれず、ゴブリンなど出てきては、

バスを衝突させて倒していく。


まもなく峠に到着するが、

マリアンヌさんの話していたワイバーンは現れず、

クロヒョウも現れない。

バスは難なく、峠を越えた。


バスは下り坂を快調に進む。


現れたゴブリンも快調に倒していく。


そして、森林の平坦な道に出て、速度を上げる。

やがて、フラン町の壁が見えてきて、

4時間ほどで、町に到着する。


門を通過するとき、カイルが手を上げて合図をしてくれた。


町に入るとすぐに駅馬車乗り場に到着した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ