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178.毎報新聞バレエコンクール、全国大会

 

 花園学園の卒業式から、十日程経過し、三月の中旬を迎えた。

 この間に、学年最後となる期末試験も行われ、十番以内の掲示板に僕の名前が、そして、一つ上の学年のトップには加奈子の名前が記されていた。


「やっぱりすごいね。ハッシーと会長。」

 結花がニコニコ笑っている。

「ハハハッ、まあね。それもこれも・・・・。」

 僕は深いため息をつく。


「あっ、ごめん、辛いこと思い出させちゃった?」

 結花の言葉に首を振る僕。


「ううん。確かに最初はそうだったかもしれないけれど、今は色々克服できたから。皆に合えたことは勿論、こうやって、好成績をキープできた、という意味では感謝してるかな。」


 そう。僕が好成績をキープできた理由は他でもない。安久尾建設の連中によって、強制的に退学にされ、一年次をもう一度やり直したからだ。そのため、同じところをもう一度やっていたという現象が起き、予習、復習のペースを速めることができたからだ。

 勿論、この先の勉強以外の活動も想定して、次年度の予習も既に始めている所だ。


 次年度もいい感じで迎えそうな気がする。


 そんな中で、三月の中旬の週末を迎えた。

 この週末は毎報新聞バレエコンクールの全国大会が行われる。


 関東大会を優勝し、全国大会の出場者となった加奈子。ここで入賞できれば、さらにバレエで活躍できることもあるので、僕のピアノも、勿論、気合が入る。


 前日には、全国大会本番前、最後の調整が終わる。

「おおっ、いい感じだぞ、加奈子ちゃんも、少年も。」

 加奈子のバレエ講師、原田先生が大きく頷いている。


「はい。ありがとうございます。」

 加奈子はニコニコと笑う。

「はい。本当に良かったです。ホッとしてます。」

 僕は原田先生にそう応える。


 原田先生はそれに対して、うんうんと頷く。


「流石は加奈子先輩と、橋本さんですね。本当に楽しみです。コンクールも、その後の高校生活のことも・・・・。」

 僕のピアノの譜めくりを担当してくれる、藤代さん。このバレエ教室、中学生のトップダンサーでもある。

 彼女はニコニコ笑って、僕と加奈子に微笑んでいた。


「えっと、この後の高校生活というと。」

 僕は一瞬、藤代さんの言葉が気になると。

「そうだ。お前たちには、話していなかったな。これを機に報告しておこう。雅ちゃん、藤代さんの進学先についてな。」

 原田先生がうんうんと頷き、ニヤニヤ笑う。


 雅ちゃんこと、藤代雅さんは、現在中学三年生、彼女もこの春、中学卒業して、高校生となる。


「えっと、高校受験、決まったんですか?」

 僕の言葉に藤代さんが頷く。

「ああ。そうだぞ。お前たちと、同じ高校にな。」

 原田先生が、僕と加奈子に向かってうんうんと頷いた。


 なんと、この春から藤代さんは僕たちの後輩になることが決まった。


「すごい。おめでとうございます。」

 僕は藤代さんに向かって、拍手をし、ニコニコ笑って言った。


「おめでとう。雅ちゃん。」

 加奈子も嬉しそうだ。


「はい。ありがとうございます。あの、よろしくお願いします。ひっ、えっと、橋本さん。」

 藤代さんは緊張しながら、照れた顔を見せて、笑っていた。


「まあ。そういう事だ。まずは、カッコいい先輩として、コンクールに集中してくれ。コンクールの後のことについては、また後で言うさ。雅ちゃんのことと、コンクール後のことを踏まえて、少年、お前にもやってもらいたいことがあるんだが、それはまた後でな。」

 原田先生はうんうんと頷き、僕たちを見る。

 それ見て、練習を再開しようとする僕と加奈子。


 僕と加奈子は、藤代さんに、よろしくねの握手を交わし、一気に気持ちを切り替え、練習を再開し、無事に直前の調整を終了したのだった。



 そうして、前日の調整を終え、家でゆっくり休み、夜が明けて、毎報新聞バレエコンクール全国大会の当日を迎えたわけである。


 自宅の農家から、自転車を漕いで、集合場所である、バレエ教室へ向かう。

 本番の日はいつもこうしているルーティーン。


 集合時間の十分ほど前に、僕が到着。そこには、既に藤代さんが到着している。

「おはよう。本当にごめん。サポートしてくれる人が、先にいるなんて。」

 僕は藤代さんに頭を下げるが。


「いえいえ。大丈夫です。あの、えっと、来月からは、先輩となるわけですから・・・・。」

 藤代さんは頬を赤く染めながら言った。


 少し緊張しながらも、お互い無言のまま、数分が経過して、原田先生のワンボックスカーが到着。


「おはよう。よく眠れたかな?」

 原田先生はニコニコと笑って挨拶をした。


「おはようございます。おかげさまで、体調も万全です。」

 僕はうんうんと大きく頷く。

「はい。頑張ります。」

 緊張して、頬を赤くする藤代さん。


 僕たちのいつも通りの表情を見て、安心する原田先生。


 そして、集合時間ギリギリで加奈子が到着。


「お、おはよう、待たせちゃってごめん。」

 加奈子が律儀に謝る。

 首を横に振る僕と、藤代さんの姿がある。


「遅いぞっ。」

 原田先生はニコニコ笑って言う。


「なんてな。加奈子ちゃんもいつも通りで安心した。」

 原田先生はうんうんと笑っている。



 そうして、先生は、僕たちをワンボックスカーに乗るように促した。


 車を発進させ、雲雀川の街並みを抜け、高速道路に入り、一気にアクセルを踏み込む原田先生。


「ざっと、こっから二時間くらいかな。ゆっくりしててくれよ。」

 原田先生は前方を見つつ、ミラー越しに、僕たちに目を合わす。


 僕たちは頷き、先生にお礼を言う。


 高速道路を走り続け、途中、サービスエリアで休憩を取りつつ、会場へ。ここまでは、本番と同じいつもの流れ。


「お疲れさん。着いたぞ!!」

 原田先生はニコニコと笑って、車のエンジンを停止させる。


「「「ありがとうございます。」」」

 僕たちは、先生にお礼を言って、車から降りる。


「うわぁ。」

 僕は今日の会場を懐かしそうに見る。


「どうしたの、輝。」

 僕の表情に加奈子が気付く。


「懐かしいなと。ここで、僕はピアノコンクールで優勝した。」

 そう。今日の会場は、僕が中学生の時に、ピアノコンクールで優勝した、【東京オペラシティ】と呼ばれるホール。


「すごい。そうだったの。」

 加奈子が自信に満ちた上場に変わる。


「おお。本当か。良かった。それなら、今日はゲン担ぎで、良いことがありそうだな。」

 原田先生が僕の肩をポンポンと叩く。


「はい。とても楽しみです。」

 相変わらず、顔が少し赤く、ドキドキしながらこちらを見てくる藤代さん。


 そうして、僕たちは深呼吸して、ホールのロビーに入り、受付を済ませ、加奈子と原田先生は、衣装に着替えるため控室に向かった。


 ロビーで、着替えを待つ、僕と藤代さん。

 少しもじもじした雰囲気で、無言の時間がしばらくあったが。


「高校、楽しみ?」

 僕が藤代さんに聞く。


「はい。勿論です。皆さん、とても仲良さそうでしたし。」

 藤代さんが頬を赤くしながら、ニコニコと笑ってそう応える。


「良かった。たくさん友達ができるといいね。先輩達は・・・・。まあ、仲がいい人が居るよね。」

 僕はうんうんと笑って頷く。


「はい。そうですよ。先輩。」

 藤代さんが笑っている。


 先輩と呼ばれることに対して、懐かしさと嬉しさを感じながら、僕は藤代さんと話をつづけた。


 そう。藤代さんと仲のいい先輩というのは、僕たちのことだ。僕と加奈子は勿論、生徒会メンバーや、コーラス部の心音や風歌にも藤代さんは面識がある。

 因みにだが、今日は珍しく、誰も応援に来ていない。年度末ということで、各々都合があるようだ。

 しかし、全員から、応援のLINEのメッセージが来ており。

 『頑張ってね。結果報告楽しみにしています。』

 というような内容のメッセージが、僕と加奈子に、全員から送られて来ていたのだった。


 そうして、藤代さんと会話をして、待つこと数十分。加奈子の準備が整ったという連絡をもらい、控室へ。


 藤代さんとともに控室へ向かうと、そこには、水色で丁寧に刺繍が施された衣装に身を包んだ加奈子の姿。

 そして、バレエダンサーらしく、化粧を施して、微笑み、こちらに手を振っている。

 思わずおおっ、となる僕。


「驚いたか?少年。ここの所、白い衣装が多かったから、今日は変えてみたぞ!!次のクリスマスコンサートの白鳥の湖も、加奈子ちゃんが着る予定の衣装は、白い衣装と黒い衣装だからな。こういう、色付きの衣装もあるってことで、お前と、他の観客にも見せたかった。」

 原田先生はニコニコと笑って僕に加奈子の衣装を説明する。


 僕は自然と口元が緩み、加奈子の衣装に見とれていた。

 そういえば、こういう、白以外の衣装は、僕が最初に携わった、加奈子のバレエのコンクールの発表以来、見ていない気がする。


 そういう意味で、どこか新鮮な雰囲気がある。


「すごく、綺麗です。何でしょう、懐かしい雰囲気です。出会った時を思い出して。最初の発表会の衣装もこんな感じのでしたから。」

 僕は素直な気持ちを加奈子に伝える。


「ありがとう。輝。そういえば、そうだね。私も、すごく、懐かしいね。」

 加奈子はうんうんと頷き、上品に、僕の肩に手を添える。


「まさか輝が、ここまで、こうして私を、ううん。私たちのバレエ教室をサポートしてくれるなんて思ってなかった。本当に、ありがとう。」

 加奈子はニコニコと笑う。少し目をにじませながら。


 僕は遠くを見るようにして、頷く。


「そういえばそうだな。よく覚えているな。」

 原田先生はうんうんと、頷きながら僕たちを見て、ポンッ。と両手を叩く。


「さてと。懐かしさに浸るのは良いが、最終チェックをしないとな。今回は、そっちの練習室が、その場所となる、他の参加者の順番もあるので、あまり長くはしていられないぞっ!!」

 原田先生はそう言って、親指を立て、練習室の扉を指す。

 僕と加奈子は頷き、練習室の扉をノックし、誰もいないことを確認すると、僕は備え付けのピアノに、加奈子は部屋の中央へと向かった。


 曲目は二曲。ショパンの『レ・シルフィード』から、『マズルカニ長調、Op33-2』と、『英雄ポロネーズ』だ。

 披露する二曲とも完璧な仕上がり。僕と加奈子は、出会ってからこの一年で結んだ絆で、息をピッタリ合わせて最後の練習を行った。


「ヨシッ。心配ないと思ったが、二人ともそこまで緊張していないようだな。こんな感じで行けばいい所まで狙えるぞっ!!」

 原田先生はニコニコと笑って、僕と加奈子の肩をポンポンと叩く。


 最高のコンディションのまま練習は終了する。

 そのまま、本番ということで、舞台袖に移動する僕たち。


 一気に緊張感が固まるが、この場所は、僕がピアノコンクールで優勝した場所。どこか自信もあるし、加奈子の伴奏ということで、加奈子に負担を掛けさせないようにという思いもあるので、気楽に行こうという気持ちがある。


 一方で、バレエを踊る加奈子は、全国大会ということもあり、少し緊張気味だが。僕は僕のパフォーマンスをすることに集中しようと思った。そうでないと、加奈子に申し訳ないと思ったから。


 何人かの演技が終了し、スタッフに指示され、加奈子とともにステージの一番端、つまり、客席からはギリギリ見えない部分に進み出る僕と加奈子、そして、譜めくりを担当してくれる藤代さん。


 次がいよいよ、加奈子の番。

 再び緊張感が増す僕と加奈子だが、慣れている部分があるのだろう。頭の中で、お互い、今日の演目の流れを確認していた。


 絶対に大丈夫。僕と加奈子を信じて。


「はい。大丈夫ですよ。お二人なら。私も、居ます。」

 横から藤代さんの声。


「ありがとう。そうだね。」

「はいっ。」

 僕は藤代さんに、静かに声をかける。加奈子も一緒に頷く。

 僕と加奈子、そして、藤代さんの三人で目を合わせ、大きく頷いたところで、加奈子の一つ前のバレリーナの演技が終了する。


「次は、井野加奈子さんの演技になります。」

 司会の声がする。

 僕は加奈子の方を見て、頷く。加奈子に手を振られながら、藤代さんと一緒に備え付けられているピアノの元へ。司会のアナウンスの間に、ピアノの準備をする。

 楽譜をセットし、持っていたハンカチで鍵盤を拭き、準備完了。舞台袖の方を改めて見ると、舞台袖から優しく見守ってくれている加奈子の姿が確認できた。


 僕は頷き、舞台袖に合図を出す。その合図にスタッフが気付き、ステージの照明が明るくなる。

 それを確認し、深呼吸して、一曲目の最初の音を弾く。


 上々の入り。加奈子の演技も同時にスタート。

 僕も、そして、加奈子も大きなアクシデントもなく、着実にかつ、雄大に緩急を付けながら、演技をしている。

 藤代さんも、ヴァイオリンの経験があるため、安定して、譜めくりのタイミングを合わせてくれている。

 なんだろうか。今までで一番、藤代さんの譜めくりを信頼している僕が居る。


 何度も、何度も、練習をして、お互いを信用しきっているから、出来る技。暗雲の呼吸で、一曲目の『マズルカ』を一気にフィニッシュさせる。


 一曲目が終わった段階から、客席から今日いちばんの拍手が沸き起こった。

 この拍手の音に自信を持ったのだろうか。二曲目の『英雄ポロネーズ』はいつもよりも勢いよく踊っている加奈子。

 それに負けじとピアノを弾く僕。


「おおっ、やるね、加奈子ちゃんと、少年は。バチバチやり合う高校生コンビ。流石だ。」

 客席から見守る原田先生。大きくうんうんと、頷いている。


「こうなってしまえば、もう誰にも止められない。」

 原田先生がそう呟くと同時に、客席は僕と加奈子の演技に一気に注目が集まっていく。


 そう、客席は一気に僕と加奈子に惹きこまれていった。

 最大の味方を付けた僕と加奈子は、もう止まらない。隣に座っている藤代さんも、ニコニコと笑っている。


 そして。僕と加奈子の二曲目の演技も無事に終了した。

 今日いちばんの大きな客席からの拍手を浴びて、僕と加奈子、そして、藤代さんは舞台袖に引き上げていった。


「ナイス。輝。」

「ありがとう。加奈子。」

 僕と加奈子はお互いにグータッチを交わして、喜ぶ。

「藤代さんもありがとう。」

 僕は譜めくりを手伝ってくれた藤代さんにもお礼を言う。


「はい。当然のことをしたまでです。本当にすごかったです。」

 藤代さんは、僕たちに尊敬のまなざしで、こちらを見ていた。


 演技が終わったら、控室に戻り、衣装を脱いで普段着に戻って良いということだったので、加奈子を連れて、僕と藤代さんは、原田先生の待つ控室へ。


「ヨシッ。お疲れ!!よくやったぞ!!」

 原田先生はそう言いながら、僕たちを温かく迎え入れてくれた。


「本当にありがとう。輝。そして、雅ちゃんも輝のサポート、本当にありがとう。」

 加奈子はそう言って、嬉しそうに僕たちに頭を下げ、控室の中へ行き、着替えに向かうのだった。


 ロビーに移動し、椅子に座って待つこと数十分、着替えを終えた加奈子と原田先生が、控室のある廊下の方から出てきた。


「ふう。改めて、お疲れ様だったな。少年。」

 原田先生はニコニコ笑って、僕に声をかける。

「はい。ありがとうございました。」

 僕は先生に頭を下げるが。

「お礼を言うのはこっち。本当にありがとう。」

 加奈子はもう一度、頭を下げる。


 コンクールということもあり、結果が出るまでは緊張してしまうが、とりあえずは一安心。

 あとは、他のバレエダンサーの演技を客席で確認しつつ、適度にロビーに出ては休憩を取る、ということを繰り返しながら、僕たちは過ごしていた。


 そうして、最後の演技者のお披露目が終わり、審査結果を待ち、結果発表へ。

 ぞろぞろと審査員がステージ上に並び、いよいよ、運命のその時がやって来た。


 審査員からの講評が終わり、入賞者が次々に発表されていく。


 発表されていく順番は下位の入賞者から。

 入賞順位が次々と上がって行き、四位入賞までが呼ばれた。残りは表彰台のトップ3。

 ここまで、加奈子の名前は呼ばれていない。


 こうなってくると、もうダメかなぁと思ってしまう。僕が居る。

 だが、最後まで、加奈子を信じないといけない。ここまで一緒に練習してきた仲間として。


 三位、二位・・・・。

 残すところはあと一つ、一位、即ち、優勝者のみ。ここまで、加奈子の名前は呼ばれていない。

 ここまでの夢は、露と消えてしまったか。深呼吸して、結果を受け入れようとしたその時。


「お待たせいたしました。今年度の優勝者は・・・・・。」

 司会のアナウンスで、さらに、呼吸が深くなる僕たち。そして、一気に肩の力を抜こうとしたその時。


「井野加奈子さんに、決定しました。おめでとうございます!!」


「やったー!!」

「ヨシッ!!」

 司会の言葉に思わず、両手を挙げる僕と原田先生。


「おめでとうございます。当然です。加奈子先輩なら。」

 藤代さんは、うんうんと頷き、ニコニコと笑って、優勝の喜びを分かち合っている。


 そして。

「輝。輝っ。」

 大粒の涙を流す、加奈子。


「本当にありがとう。雲雀川は勿論、北関東でも、そして、全国でもトップに立てた・・・・。」

 加奈子は涙を流しながら、嬉しそうに、両手を広げて、僕を出迎える。

 思わず加奈子を抱きしめる僕。


「すごい。すごいよっ。」

 僕はそう言いながら、加奈子を抱きしめ、そして、壇上に向かって、歩くように促す。


 優勝の盾と、賞状を受け取る加奈子の姿。

 バレエの衣装ではなかったが、シュッとした姿は、本当に、ここまで頑張って来た優勝者のあかしだった。


 そうして、僕たちは、喜びを分かち合いながら、長い長い、東京オペラシティでの一日、毎報新聞バレエコンクールの一日を終えるのだった。




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