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喫茶『Stern』 〜 月曜日の珈琲 〜  作者: 夏川 流美
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僕の夏休み

 エアコンから吐き出される涼風が頬を撫でる。


 窓の向こう側、遠いどこかで自分を主張する虫の声が聞こえる。


 気怠げな体を起こして開けたカーテンからは、思わず目を細めた程の眩しさが入ってくる。


 眩しさの先にある海の色の大空と、貝殻の色の雲達を見る。




 夏を感じる。




 クーラーの風にも、蝉の鳴き声にも、太陽の光にも、壮大な青空にも。


 そして、目覚めた家にはひとりきりだということにも。



 全てに夏を感じて胸が高鳴る。

 まだ8月は始まったばかり。




 僕の夏休みは――これからだ。

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