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VRMMOで始めましたモフモフ生活  作者: 水無月コトキ
6/49

VS スズメバチ

総合評価100ポイント達成しました。

ありがとうございます!

これからもよろしくお願いします。

「さっきクロムちゃんは氷の魔法を使ったんだ。ダブル属性かもしれない。早く確かめて」

「うん、分かった」

 ――――――

 名前:クロム〈フクロウ〉種族:飛行系 属性:風、氷

 レベル 1

 体力7 筋力6

 魔力14 精神13

 敏捷11 器用11


 スキル:[索敵][ウインドカッターLV1][アイスニードルLV1]

 ――――――

「本当だ。ダブル属性だ」

「やはりね、でも、これで火属性の耐性はかなり良くなったよ」

「耐性?」

「そう、火は風と氷に強いよ。このことだけ覚えておいて」

「うん、誰にもクロムちゃんを傷つけさせないぞ!」

「そこまでしなくていいよ」


 二人が話している間、クロムは空を飛んで森の外へ向けて鳴き出す。


「ホー!」

「クロムが何を見つけたそうだ、早く行こう!」

「きっと索敵を発動してるよ。できるね、クロムちゃん!」


 二人はクロムについて森のふちにやってきた。

 しかし、予想は外れ敵に遭遇していなかった。

 タナは周りを見渡すと、笑って語る。


「あれ、敵は何処かしら?クロムちゃん、せっかちはダメよ」


 この冗談のような言葉が耳に届くと、ヒュプはタナを睨む。


「クロムをいじめるな!ったく!」


 天使のような元兄の顔を見て、「ヒュプちゃん可愛い、一緒にゲームをやって本当に良かった、もう死んでも後悔ないよ」と脳内妄想に浸っていたタナは満面の喜色を湛える。


「タナ!早くクロムちゃんに謝りなさい!」


 ヒュプの声が耳に流れ込むと、タナは妄想から現実に連れ戻された。


「冗談だよ。ごめんね、クロムちゃん~」

「ホー!」


 冴えた鳴き声と共に、うるさい羽音を立てて三匹の黄色いハチが飛んで来る。


「……スズメバチ。毒攻撃を得意し、隠蔽スキルを使って人に奇襲攻撃を仕掛ける。現時点で一番厄介な敵だよ!でも、このまま出てくるのは初めて見た…」

「もしかして、クロムの索敵スキルの効果で姿を隠すことができなくなったか?」

「ううん、そんな効果はないはずだけど…考える時間はない。あたしは二匹を仕留める、残る一匹をお願い!」

「了解!クロム、頼むぞ!」

「ホー!」


 空を飛んでいるクロムがくちばしを開くと青く小さな魔法陣が輝き、中から氷の礫が吹き出されてハチに襲い掛かる。


「パリン」


 ハチが撃たれるとその羽が直ちに凍結されて、地面に落ちていく。

 続いて、クロムは勝機に乗じて、その純白の翼をハチに向けて振る。

 すると鋭い風圧が弦月のような形を成しハチに飛んで行った。


「ブッシュ!」


 ハチの体が腰から真二つに斬られて、光の粒子となって消えていった。


『従魔:クロムのレベルが2に上がりました』

『[?]カードを獲得しました』


 と同時に、タナはダガーをハチに突き刺して始末した。

 戦闘終了。


 ヒュプは肩に戻ってきたクロムを撫で回して褒める。


「凄い!パリっと敵を凍らせてさっと切り裂いた。クロム最強!」


 クロムが両翼を空に上げて、V字ポーズを取る。


「ホ~!」

「ウフフ~なにそれ、面白い。もう一度やってみて」


 目をキラキラさせて近づいて来るタナ。クロムは釘を刺すかのように見詰める。


「えっ!まださっきのこと?クロムちゃんけちくさい!」

「クロム、さっきのはわざとじゃないから、許してやってくれ~」


 二人がいくら説得しても、クロムの目つきは全く変わっていない。

 そして、その鋭い翼で風刃を撃つ構えを取る。


「うわぁ!本気か!」


 二人がまだ反応を取っていないうちに、刃のような風圧が放出され、タナの耳元をかすめた。


「ブッシュ!」


 音が聞こえると、二人は即座にそこを見る。

 するとタナの後頭部まであと僅かな距離で、切り裂かれたハチの死体が瞳に映る。


「うわぁ、あぶねぇー!助かった、クロムちゃん」

「だから言っただろう。クロムはそんな心狭いやつじゃないぞ!ねぇ~クロム~」

「ホ~!」


 タナはクロムと一緒に嬉しそうに笑うヒュプを目にすると、会心の笑みを浮かべる。

 クロムを優しくて撫でて、言う。


「これでヒュプを守る役目をあなたに任せられるよ!」

「えっ!タナは何処かに行きたいの?」

「そうよ、そろそろ前の仲間たちとの約束の時間だ。ヒュプちゃん一人でも大丈夫だ、クロムちゃんがいるもの、ねぇ、クロムちゃん~」

「ホ~!」

「あっ、そうだ。さっき祐からのメールが届いたよ。勇者の像の下で待ってるって」

「じゃ、俺はタナと一緒に帰ろう。そうだ、さっきハチから[?]のカード貰ったぞ、これは何?」

「それは鑑定師って職業のプレイヤーで鑑定した後しか使えないカードだ。まぁ、それはきっとあのうるさいハチのカードだ」

「なるほど、分かった。サンキュー!」


 二人は森を抜けると、町に帰る途中で角持ちウサギとぷよぷよのスライムが一体ずつ現れたが、全てクロムの[ウインドカッター]と[アイスニードル]にやられていた。

 そのおかげで、ヒュプとクロムのレベルが共に3にアップした。


 町に帰って、ヒュプは新しいスキルを確認するため、ステータス画面を呼び出す。

 ――――――

 名前:ヒュプ 種族:半神族 ジョブ:封印術師

 レベル 2→3

 体力10→11 筋力3

 魔力14→16 精神18→19

 敏捷12→13 器用13→14

 幸運8


 スキル:[神化][従魔の盟約LV1][召喚LV1][従魔強化LV1][手加減LV1][催眠魔法LV1](NEW)

 ――――――

「よーし!催眠魔法が使えるようになるぞ!」

「それを使うと、モンスターを封印するのがもっと簡単になるよ」

「うん、これからもっともっとモフモフの友達を作っていくよ!」

「ウフフ~、頑張ってね、もう彫像が見えるよ」


この度、自分の拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます。

『面白い』『続きが気になる』と思われましたら、是非ブックマークの登録をお願いします。

拙作を評価していただけるととても励みになりますので、大変嬉しいです。

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