疑惑
自分の拙作をお読み頂き、誠にありがとうございます。
誤字脱字と間違いの表現が多いので、大変申し訳ございません。
ただいま1話からチェックしながらやり直して行きます。
予定は今週中に全部修正します。
なお、1日1話の更新スピードに影響を及ばないのを保証します。
これからもよろしくお願いします。
くねくね曲がる山道を歩き、巨大な岩山を目指す。
クロムの索敵能力のおかげで、途中で遭遇する敵を易々と倒しながら近づいていく。
そうそうと流れる水の音が聞こえると、絹糸が動くように流れる川が視界に入る。
「ホ~!」
「グォ~!」
初めて本物の川を見たせいで、クロムとフィユはまる玩具を見つけた赤ん坊のように興奮する。
それを目にしたヒュプは疲れた振りをしながら尋ねる。
「あああ~!俺、疲れちゃった。ここで少し休憩しよう~!」
「ホ~」
「グォ~」
クロムとフィユは即座に鳴きながら川に遊びに行った。
ヒュプは畔にある石に座る。
川で嬉しそうに戯れているクロムとフィユを見て、ヒュプは会心の笑みを浮かべる。
「全く、好きなものを見つけたらすぐ行っちゃって、嫌ならすぐやっつける。二人はほんっと子供っぽいな。あんなでたらめな言い訳で誤魔化すなんて、俺はバカじゃないぞ!そして……」
ヒュプはそう言いながら、道具欄から一枚のカードを取り出す。
「ハリネズミか、あのモフモフで可愛い顔、絶対に人気ペットになれるぞ!二人が遊んでいるうちに、早く登録しよう」
――――――
ハリネズミ
種族:野獣系 属性:地 亜種:有り
体力★★★★
筋力★★★★
魔力★
精神★
敏捷★☆
器用★☆
砂漠に生息する小型のモンスター。
普段はおとなしいが、衝撃を受ける時、身を守るため背を覆う体毛を鋭い棘に変化させる。
行動パターン:リンク
ドロップ:[?]50%、[?]25%、[ハリネズミのカード]1%
[スロット装備効果]
位置:服 受ける物理ダメージを20%反射する。
――――――
「えええ!砂漠って、何でここに!?」
ヒュプは急に昨日のイノシシのことを思い出した。
「まさか、あのハリネズミも召喚されたのか…?いやいや、昨日の場所から遠過ぎ。そして、あの召喚は確かランダムのはずだが……まさかもう一匹のボスがいる!?」
ヒュプはそう言いながら、嫌な予感が背筋を走る。
[EGO]の中で、一部のボスモンスターは子分を呼び寄せる能力がある。念の為、タナへメートルを送る。
――『岩場から岩山へ行く途中、ハリネズミ大量発見。召喚されたボスはもう一匹いるかもしれない』
ほんの1分間で、返信がすぐに来た。
『タナからメールが届きました。[読む][取消]』
――――――
テーマ:無し
分かった、すぐ行く!
あたしが着く前に、危険なことをしないで!
送信者:タナ
――――――
「もう結構遠いから、危険なことをしようにもできないぞ。まぁ、後のことはプロたちに任せればいい。クロム、フィユ。そろそろ行くよ!」
「ホ~」
「グォ~」
その川に架かるサルナシの蔓で建てられた揺れる吊り橋を渡って、ヒュプたちは再び岩山を目指し出発していた。
ほぼ一時間経過して、やっとその険しい山道を歩ききった。
そこは、草木一本も生えない不毛の地だった。
ヒュプは周りをざっと見渡すが、一羽のハーピーも見つからない。
「確かここだよね。何でモンスターの姿が…まさか場所間違った?」
「ホー!」
まだ迷っている時、ずっと周りを警戒するクロムが真上に向かって鳴き出した。
急いで空を眺めると、30メートル以上の上空では、顔が人間の女性で、翼と下半身が鳥のモンスターが飛行している。
ヒュプたちの存在に気付いて、一羽のハーピーが猛スピードで突進する。
「気を付けて!」
「ホー!」
「グォ!」
ヒュプたちは戦闘の構えを取るとハーピーを見据える。
突進と共にその鋭い羽を矢のように射出する。
「ホー!」
クロムは直ちに無詠唱の初期氷魔法を放ち、その羽を一本残らず撃落した。
ハーピーは自分の攻撃が一瞬で相殺されたのを見てビックリしていた。
「グォ!」
ちょっと戸惑った瞬間、後ろからフィユの鳴き声が聞こえる。
避けることすらできないうちに、フィユにドンっと飛び蹴りされて、地面に落ちていった。
続いて、ドッカンと爆発音が響くと共に、ゼロ距離でフィユの[発]を受けたハーピーが光の粒子となって消えていった。
先ほどクロムが魔法を撃った瞬間、サイコキネシスでフィユをハーピーの後ろに飛ばしていたのだ。
「やった、奇襲作戦大成功!このまま一羽ずつ全部やっつけるぞ!」
「ホ~」
「グォ~」
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