曇り空から堕ちる六粒
本日の天気:雨
こんにちは。さっきぶりだね。
君は昼食を食べたかい?
僕はまだだ、今日はまだ何も口にしていないよ。
でも食欲がないんだ、水分すら欲しいと思わない。
さて、また語ろうか。短い短い僕の想いを。
~四粒目~
愛する人を、食べるとしたら
さて何処から食べる?
僕は指先からじっくり……
そして最後には、唇を舐めるように味わおう
嗚呼、そんな考えに至ってしまう程に君を愛してるよ
ねぇ……僕に甘えて撓垂れ掛かる君はそんなこと、知りもしないのだろうね
罪深き恋人よ
君のしてること、この僕が知らないとでも?
~五粒目~
風は何時だって味方だ
辛い時は重い想いを吹き飛ばすように
嬉しい時は軽やかに
何時でも僕の気持ちに寄り添って吹いてくれる
君が人間だったら、どんなにいい友人になれたろう
そう考えてしまうくらいこの現実は残酷に出来ているよ
~六粒目~
嫌いな人間とどうでもいい人間は違う
混同している人がたまにいるんだ
嫌いなら、考えなければいい、どうでもいいと思うはず……と
違う、「嫌い」は「憎い」なんだ
少なくとも、僕にとっては
嫌いだから想像の中だけでも苦しめたい
僕の思うように死んで欲しい
それは、まるで恋人に恋い焦がれるかのように
執着してしまうものなんだよ
ただ一つ、愛が伴っていないことだけが、憎い人間と愛する人を切り分けるものなのさ
~更新頻度~
三日あける時もあれば、一日に数回言葉を零すこともあるだろう。付き合ってくれたら嬉しい