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誰しもあるもの
――もう、見たくない
そんな現実、こんな現実、あんな……あぁ口にするのももう嫌だ。
ねぇ、君もあるでしょう?そういうこと……
これから僕が口にするのは、病みと闇に呑まれた君と気持ちを共にするフレーズ達。
そこにはストーリーも法則もあったものでは無い。
ただ話す、ただ語る、ただただ聞いてもらう。そんな自分勝手なこと。
いいと思うよ、たまにはこういうのも……。
ねぇ、僕と話そうよ。
ほんの少しの文字列
短い話
こんなものに目を通す君は何処か、現実に疲れているのだろうね
……願わくば、これからも君が目を逸らさないでくれますように
決して長くはないフレーズに、耳を傾けて