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彼女の家へ

こんにちは こんばんは nakakoです。

今回はいつもよりのんびりとした更新となってしまいました。

いつも通り作者の趣味 妄想全開で垂れ流しています。

紙に記されている住所を頼りに水上の家に向かう。

少し歩くと水上と記されている表札を見つけた。

上を見上げる 俺は普通の家を想像していたのだが・・・・・・・

どうやら、普通の家とは違うらしかった。

水上の家は純和風のようだった。今時、こんな家など珍しい田舎とかに行かないと見られない感じだ。

完全に住宅街から浮いている。

「浮いている 浮いているぞ 完全っに浮いているぞ この家!」

思わず叫んでしまう!住宅街に俺の声が木霊する。

サーと家から戸を開ける音が耳に入ってくる。

俺の大声のせいじゃないかと思う。

戸から顔をだした人は白髪の60~70(推測だが)の老人だった。 

説教を受けるのではないかと思い身構える。

だが・・・・・・説教は飛んでこなかった。

代わりに俺に対する問いかけが飛んできた。


「君が篠崎くんかね?」

いきなり、名前を呼ばれて俺は背筋を伸ばしてしまう。

「は、はい」

「いつも孫が世話になっているのお」

孫・・・・・・誰かそんなやついたか?

「分からんかの?」

思い出すことが出来ないので申し訳なく思ってしまう。

「まあ、孫は顔見知りであってきみも じじいは初めてだしのお」

「は、はあ」

「失礼ですが、どちら様でしょうか?」おずおずと聞いてみる。

老人は、「そんなにかしこまらなくてもいいんじゃがのお」と言い

「わしは水上みずかみ 亜里沙ありさの祖父じゃ」

「なっ!?」

思わず驚いて後ずさりをしてしまう。

水上の祖父は頭に手を当てて「そんなに驚かなくてもいいと思うんじゃが・・・・・」と言った。

「いやあ 驚くに決まってますよお」(驚くに決まってるだろうが!じじい)

俺は笑顔を作る。「そんなもんかのお」と水上の祖父は顎に手を当てる。

まるで考える人のようだ!

「と、ところで・・・・」俺は先程から胸中に貯めていた疑問を口に出す。

「俺とあなたは初対面のはずですよね・・・・?名前を知っているのは水上から聞いたのは分かりますが・・・・・何故 俺の顔まで知っているんですか?」

すると、水上の祖父は「孫がわしに君の写真を見せた という考えはないのかの?」

水上の祖父は してやった という顔をしているが

俺はすかさず反論する。


「俺は水上に写真を撮られた記憶がありませんが?当たり前ですがツーショットもです。」

今度は、俺が してやった という顔をした。


しかし、今度は水上の祖父がすかさず反論をしてきた。

「君が撮られていない 撮らせていないと思っていても撮られていることはあるんだよ」

「なんか ストーカーみたいなことを言いますね」

途端に水上の祖父の顔が曇る。

急に無言になり、手を招き猫のようにした。

そして、俺をあの浮いている家に案内していった。


水上の家は純和風なので、もちろん入口は普通のドアではなく スライド式のものだった。

俺はもっと古いものを想像していたのだが、最近のものに見えた。 

「ドア結構新しいんですね」と率直な感想を口にすると

水上の祖父からは先程の話しやすい雰囲気から一変素っ気なく「リフォームをしたから」と返された。

ドアをくぐると直ぐに二階へと続く階段が視界に入ってきた。

階段を登るように促される。

二階には部屋が三つほどあった。

その一番奥の部屋の前に立たされる。そして、その部屋のふすまを開けるように促された。

客間なのだろうか と勝手に考えをめぐらす。

「そのドアを開けるんじゃ」

「分かりました。」短く了解を告げる言葉を言って

ドアを開く。



そこに、広がっていた光景は・・・・・・



異様という言葉でしか表せない有様であった。


部屋の中はベッド 勉強机 椅子 が置いてあるだけだ。

部屋の壁がピンク色だったので容易に水上の部屋ということは推測が出来た。

ただ・・・・ただ・・・・それだけだったら、俺の四肢はこんなに震えてはいないだろう。

異様なのは、壁にとある一人の男だけを重点的に写した写真が張られていることだ。


そして、その写真の中に写っている男は・・・・・・・・


もう言わなくてもわかるだろう


俺 篠崎 英幸だ。





次回も出来るだけ早めに投稿したいです。

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