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住所特定

みなさん　お久しぶりですnakakoです。

いつも通り　私の趣味　妄想全開で垂れ流しながら書いております。

「・・・・・おい　おい・・・篠崎！」

熊谷に体を揺すられる。

少しぼうっとしていたようだ。

悪い、と謝ろうとして俺は口をつぐんだ。あれ？なんでこいつ俺の名前を知っているんだ？

俺の名前はこいつには教えてないはずだ。（単に話すタイミングがなかっただけ）

「あの、何故　俺の名前を知っているのでしょうか？」

俺は聞いてみた。

熊谷はきょとんとした顔をした。

「いや　なんで名前知っているかって・・・・・　そりゃあお前うちの学校の有名人だろう？」

「ゆ、有名人？」別に俺は大きな事件も起こしてはいないし有名になる出来事なんてなかったはずだが・・・・？

「ああ」と、熊谷は肯定する。

「ちなみにどんなことで有名なんですかね？俺」

良いうわさで有名だったらいいなあと思う。例えば委員会などに積極的に立候補するモテ男みたいな感じの

「お前がうちの学校で有名な理由はな　モテないのか知らないが、イキっているやつとか

女子からは、特にいつも吉野くんと話していてむかつく。篠崎と吉野くんじゃ全く釣り合っていないとか・・・・・」

「やめろおおおおおおお」グラウンドに篠崎（しのざき）　英幸（ひでゆき）の断末魔が響き渡る。

「まだまだあるけど、聞くか？」

熊谷が問いかけた。

俺は即答した。

「もう結構です。勘弁してください。お願いします。」

これ以上聞くとおかしくなりそうだ。

モテるためにイキっているみたいな理由で嫌われるのは分かるのだが・・・・・・

ただ、友達（吉野）と話しているだけで嫌われたり、ウザがられたりするのは全く解せない・・・・・・・

恐るべしイケメンの力　恐怖　女子たちの執念。

自然と頭の中にさっきの言葉が思い浮かぶ。

「ああああああああ」と奇妙な声を上げながら俺は頭を抱える。

横から「クッ　クッ　クッ」と熊谷の笑い声が聞こえてくる。

人の不幸をネタにして笑うとはとても失礼な奴だ！ふざけんなっ！マジでぶんなぐりてぇ

そういえば　忘れていたが、全く本題に触れてねえ　さっさと触れたい

「あの、そろそろ本題に触れてくれると嬉しいなぁ　なんて思ってたり思ってなかったりしてるんですよねぇ」

またしても、自然に敬語になってしまった。

熊田には首を縦に振った。

「そうだな　水上の住所を教えてほしい　という話だったな」

「はいそうです。」

「別に教えてやってもいい　ただし条件がある。」

俺は熊谷に条件を提示された。

まるで俺が水上にしたようにそっくりそのまま　彼はそのことを知らないので意識はしていないだろうが・・・

「その条件とは　なんですか？」俺は条件の内容を話すように促す。

「条件は、水上を学校に登校させてほしいんだ。普通に」

「そんなのでいいんですか？」

「ああ　そんな当たり前のことでいいんだ」

「わかりました」このころの俺は彼氏が言うことだから従ってくれるだろうという甘い考えだったのだが

「じゃあ　よろしく頼む」

そういって熊谷は住所が記してある紙を俺に手渡した。

そして、捨て台詞のように「次からは、敬語なんて使わないでいいぞ。あと、ビビリすぎだ。」

と言った。

俺はその言葉を聞いて、熊谷とは少しだけだが仲良くなれるかもしれないな、と考えた。

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さて、無事水上の家の住所を手に入れた俺。

これから、俺がすべきことは　　水上がどうして俺のことを好きになったのか

それを聞きだすだけだ。

どんな理由で水上が俺に好意をよせていたとしても俺はこの関係をつぶすつもりはない。

ここで、つぶしてしまったらいつ作戦を実行できるかもわからないのだ。

先程の熊谷との会話から俺は女子にあまり良く思われていないことが分かった。

ただ一つ解せないことがるのならば、繰り返し言うが友達と話しているだけで嫌われていくことだ。

そして、俺がしなければならないことは一つだけではなくなった。

熊谷から頼まれたこともしなければならない。

もちろん、一蹴することも出来た。ただ、彼の真剣な目と本気で心配している様子を見てしまうとどうしても断ることが出来なかったのだ。

そんな様子を見て断るほど俺の性根は腐っちゃいないはずだ・・・・・・・

腐ってないよね！？

次回も出来るだけ早めに投稿したいです。

あと、私のＧＷは全然ゴールデンじゃないです。