三次元→二次元
こんにちはnakakoです
はじめましての方ははじめまして、そうでない方は久しぶりです。
この物語は作者の欲望丸出しです。てか皆さんもこんなこと考えたことあるでしょ?
ですので作者の偏見による独走が続きます。
全ての人々に問う あなたたちは二次元と三次元どちらが良いと考えるだろうか?
俺 篠崎 英幸 高校1年 ならこう即答する二次元に決まっていると。
三次元なんてクソ野郎しかいないじゃねえか!わがままだったり、自己中心的だったり、とゴミばっかだ!
それに比べて二次元はどうだろうか 天使のような清楚キャラ 人気のあるツンデレキャラ など、どう考えても二次元のほうがいいに決まっている。
だから、だからこそ!こんな風に思ったことはないか?二次元の世界に行きたいとクソみたいな現実の世界なんて置き去りにして二次元の世界に行きたい!と 俺は思ったことがある。
イヤ てか毎日思ってます ハイ
ただ現実は非情でそんなことをさせてくれない てかそんな技術なんてない。
普通の人間ならここで諦めてしまうだろう・・・しかぁし!俺はそこで諦めなかった。
結論から言えば二次元の世界に行くことは諦めた。都市伝説とか何から何まで試してみたが不思議な世界に飛ばされるなんてことは起こらなかった。
そこで、二次元の世界に行くことは諦めた・・・ そう行くことは!
しかし!俺は考えた。
行くことが出来ないならこの三次元の世界に二次元の世界を作ればいいんじゃないかと
二次元の世界を作るなんて不可能だと考える人間もいるかもしれない。
うん 確かにそうですね ハイ
でも、よく考えてほしい 俺達が二次元の世界に魅入られた原因はなんだ?
言わなくても分かるだろう?
そう!可愛い女の子達に魅入られたのだ!
あぁ?世界観に魅入られた?
作品のストーリー性、意外性に魅入られた?
んなもん捨ててドゾ
うん 話を戻そう
だから、三次元の女の子を二次元の世界にいるような女の子に仕立て上げてしまおう!
そう考えました。
なっ!凄くない?俺のアイデアめちゃくちゃ有能じゃね?
何?凄くない?現実味として欠けている?
は?現実味として欠けているのはお前らの方だろ!
この世界にいない二次元のキャラを嫁だの彼女とか言って不純な妄想をしているお前らの行動よりは現実味はある!と思ってる。
よし!この作戦に名前を付けよう!
三次元の女→二次元の女 にしよう そうしよう
→をどう読むかって?みなさんで好きに読み方決めてドゾ
もうここまで決まったのだ!なら、もう作戦始めるっきゃないな!作戦を始めるぞお前ら!
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まず、作戦を始めるにあたってすべきことがある。
それは・・・三次元の女子の確保である。
当たり前だが、これを確保しないことにはこの作戦は始まらない。
だが、ここで大きな問題がある・・・
俺は、女子に一切モテたことがない・・・
・・・そこで、俺は女子にモテる作戦を考えた。
それは、学校行事に積極的に参加し何でも出来る男アピールを女子にするのだ!
そして・・・そのかいあって俺は今日・・・ラブレターを受け取った。
そして、俺はそのラブレターの送り主のもとに足を向けた。
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16時30分
それが手紙に書かれた待ち合わせの時間だった。待ち合わせの場所はありきたりな体育館の裏
そして、現在時刻は16時45分 既に約束の時間から15分以上も過ぎ去ろうとしている。
「遅い・・・」流石に遅い・・・5分ぐらいの遅刻ならまだしも10分以上ともなると個人的に許しがたい
更に言えば相手側から呼び出しといて、遅刻なんて・・・許しがたい・・・許しがたいぞ
15分後
「遅い 遅い」既に待ち合わせの時間から30分が過ぎ去った。
俺の15分前のあと少しで来るかもしれないという考えは直ぐに打ち壊された。
そして今 17時に至るわけである。
それにしても・・・遅い
くどいようだが、相手側が俺を呼び出したのである。
俺が呼び出したわけではない・・・
それで!なんで!相手側が遅刻してるんだ?更に30分も!
そろそろ、俺にも我慢の限界が訪れようとしていた。
遂に俺に我慢の限界が訪れた。そして、体育館の裏から身を離そうとすると
「遅れて 本当にすみません!」
俺の耳に謝罪の言葉が飛び込んできた。
俺は足を止め、言葉が飛んできた方向に体を向ける。
その方向には、黒髪ロングの女子が息を切らせながら走りこんできた。
俺はその彼女の容姿に見とれた。その時の俺の顔は想像したくもない。
これは勝手な想像だがその時の俺の顔はとてもにやけていたに違いない。
いつもならここでキレているのだが、相手が女子ということもあって怒りを抑える。
「あ、あの 言い訳になってしまうんですが・・・遅れた理由を聞いては貰えないでしょうか?」
もう一度言おう。いつもならここで理由など聞かずに俺はキレているだろう。
ただ・・・黒髪ロングの女子が上目遣いでとても可愛かったので、彼女の弁明の機会を与えてやることにした。
「で?遅れてきた理由ってなんなんだ?ちゃんとした理由なら俺は怒りはしないぞ」
彼女は、通学カバンから小さな小包を出す。それはド素人の俺から見ても分かるほど手の凝っているものらしかった。
「あの・・・これを包むのがなかなかうまくいかなくて・・・」
彼女はか細い声で俺に小包を差し出した。
俺がそれを受け取るか受け取るまいか迷っていると、彼女は表情を曇らせた。
「でも・・・そんなの言い訳ですよね・・・」彼女は俯く。
殆ど半泣きの顔だ
「イヤイヤ ちゃんとした理由があるなら別に大丈夫だって あと君にもその小包を俺に渡す以外にも何か用件があるだろ?」
俺は、本当の用件であろう告白を促す
すると、彼女は頬を赤らめる。そして口もごりながら言葉を口にした
「あの・・・篠崎くんあなたのことが好きです 付き合ってください」
次回の更新は出来るだけ早めにしたい