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場所探し。貴族も出るよ!

店に向かったといっても特に場所があるわけでもないので正確には今から店を作るといったほうがただしいが。

「とりあえず店の場所とか外観に希望ってある?」

俺はみんなに聞いてみた。しかし、みんなそういったことは特に内容だ。

さすがに街の中には立てる場所はあまりないので俺はどうしようか歩きながら考える。本当は考えておいたらよかったのだが別段計画性があるわけでもないのでそこは了承願いたい。そして目的地もないのにふらふらとあっちに行ったりこっちに行ったりする俺に文句も言わずについてきてくれるみんなで俺はよかったといまさらながら思った。

そして歩いてしばらくすると人が集まっている。何かと思い見に行くと、どうやらどこかの子供がけがをしたようだ。服は上等なものを着ているのでどこかの貴族かなにかだろう。

そこで俺はとても良いことを思いついた。けがを俺が治し恩を売る。そして貴族から土地をもらう。どうだ、完璧だろう。

さっそく俺は行動に移した。

「大丈夫ですか。もしよければそのケガを治しましょう」

「おおっ。あなたは僧侶か神官の方ですか。お願いします」

そうしてみてみるとこれが想像以上にグロかった。せいぜい手の切り傷程度だと思っていたのだが何があったのか足がつぶれていた。これは普通の神官や僧侶にはすぐには無理だ。まあ、俺は一応神なので可能だが。とりあえず口で「ヒール」といいつつ実際は全回復というスキルを使ったのだが。本当ならエクストラヒールで何とかなるのだがそこはサービスだ。まあ、違いといっても運動能力が上昇するだけなのだが。

「これで大丈夫ですよ。ですがまだ痛みがあるかもしれないので念のため今日は安静にさせたほうがよろしいかと」

「はいっ。そうします!本当にありがとうございました。それでは・・・」

そういって貴族の人は帰っていった。・・・・。ええっ!!そこで帰るの!お礼は!

俺はさっきまでの淡い幻想が打ち砕かれて少し悲しかった。まあ普通は寿命を削るものだから悲しいじゃすまないんだろうけど。

そこで俺が硬直していると先ほど創造した一人が話しかけてきた。

「さすがは主様です。下々のものを自らお救いになるとは」

「ああ、うん。」

なんだか勘違いをしているがまあ黙っておこう。

そして俺たちはまた移動を始めた。

しかし、再開しようにも場所はほとんど回ってしまったので回るところもなく、仕方なく俺は空間魔法で場所を作ることにした。これをするのは干渉魔法と同時に使わなければならないので正直面倒だ。本来魔法は一つしか使えないのを二つ使うのだ。しかも、神のレベルで。

それでもやっておけばもう歩かなくても済むのですることにした。


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